一般財団法人 家電製品協会は、循環型社会に向けた「家電リサイクル」の取り組みについて楽しく学べる子供向け常設展示ブースを6月5日にオープンする。展示場所は東京都・千代田区にある科学技術館。
生活に身近な家電製品がどんな構造をしており、どのようにリサイクルされているのかを、実際の製品や映像資料で楽しみながら学べる展示ブース。展示は、2001年に施行された家電リサイクル法の対象である、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目を中心に取り扱う。
家電4品目のカットした断面図が見られ、製品構造をわかりやすく紹介する見本展示や、リサイクル工場の現場をプロジェクションマッピングで写して、家電4品目がどのように再資源化されているかを学ぶクイズコーナーなどを用意する。展示会場である科学技術館の概要は以下の通り。
- 所在地:東京都千代田区北の丸公園2番1号
- 開館時間:午前9時30分~午後4時50分
- 休館日:一部の水曜日・年末年始
2001年に家電リサイクル制度が施行されて以降、リサイクル率は増加傾向にある。しかし家電製品協会では、家電製品の買い替えサイクルは10~15年と長期であり、制度の認識定着を図るために継続的に訴求していく必要があると考えている。
2022年8月に大阪・南港ATC内にて、リサイクルプラント以外の一般施設として初めて専用常設展示ブースをオープン。今回の展示は、国内2カ所目となる。