Amazonに返品するとき送料はかかる?
Amazonで購入した商品を返品する際、返送料がかかる場合(元払い)と、無料で返送できる場合(着払い)があります。返送料が無料と決められている不良品や破損品、ファッション系の商品以外は、サイズに関わらず基本的に500円の返送料がかかります。
また、返品手続きをする際に選ぶ「返品理由」によっても、返送料が有料になったり無料になったり変化します。
返品方法や返品条件についての詳細は、下記の関連記事を参照してください。
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Amazonに返品する方法 – 必要な手続き全解説
返品理由が「自己都合」の場合、送料が500円かかる(有料)
商品を間違えて注文した場合など、購入者の自己都合とみなされる返品理由を選んで手続きを進めていくと500円の送料がかかります。筆者の経験では、スマホケースを購入するときに欲しい色を間違えて選択してしまい、それを返品する際に送料がかかりました。
自己都合となる返品理由
- 間違えて注文した
- Amazonより安い商品を見つけた
- 都合により必要がなくなった
返品理由が「自己都合以外」の場合、送料がかからない(無料)
Amazonから届いた商品に問題があった場合など、購入者の自己都合ではない返品理由を選んで手続きを進めていくと、送料は無料になります。一度「送料500円」と表示されたあとでも、返品理由を選ぶ画面まで戻り、理由を選び直すことで無料になりました。
自己都合とならない返品理由
- 性能や品質が良くない
- 手持ちのアイテムとの互換性がない
- 商品がしっかりと梱包されていなかった
- お届け予定日までに届かなかった
- 付属品や特典が不足している
- 商品に、配送中にできた目立った傷や破損がある
- 注文した商品とは違う商品が届いた
- 商品に不具合または損傷がある
- 注文していない商品が余分に入っていた
- 注文した覚えがない
- サイト上の説明と違った
Amazonに返品するときの送料を無料にする方法
Amazonへ返品するときの送料を無料にするには、次の方法があります。
- 返品手続きをする際に自己都合以外の理由を選ぶ
- 無料で返品できる商品に同梱する
Amazonに返品するとき「自己都合」となる理由は前述した3つです。たとえば、購入したスマホアクセサリーが自分のスマホ本体と合わなかった場合、選択肢の一番上にある「間違えて注文した」を選びがちですが、「手持ちのアイテムとの互換性がない」を選択すると送料はかかりませんでした。
また、自己都合(元払い)と自己都合でない(着払い)商品を同時に返品する場合、それらを同梱してAmazonに「着払い」で返送することで無料になります。その際、必ず双方の商品の注文履歴から発行した返品用ラベルを印刷するか、返品受付ID(バーコードに記載された番号のこと。例:ggqb10049RMA)をメモして同梱しましょう。
Amazonの返品送料に関してよくある質問
返品送料が必ず無料(着払い)になるのはどんな場合?
Amazon公式ヘルプページによると、返品時に返送料が無料(着払い)になるケースを次のように定めています。
- 不良品または破損品
- 服&ファッション小物、シューズ&バッグストアでAmazon.co.jpが発送した商品(受注生産品を除く)
- 時計&ジュエリーストアの商品で30万円未満、かつAmazon.co.jpが発送した商品
- 元払いで返送する商品と同梱する場合
服&ファッション小物、シューズ&バッグストアの商品のうちAmazon.co.jpが発送した商品は、到着後30日以内であれば商品を試した場合でも送料無料(着払い)で返品できます。また、30万円未満の時計&ジュエリーストアのうちAmazon.co.jpが発送した商品は、到着後30日以内であれば、同じく送料無料(着払い)で返品可能です。
開封済みの商品でも無料で返品できる?
不良品または破損品、ファッション関連の商品は、たとえ開封済みであっても返送料は無料です。また、開封しないと判断できない返品理由の場合も送料無料になるはずです(※)。
※返品理由が「商品の性能や品質が思ったよりよくなかった」や「注文した商品が手持ちのシステムと互換性がない」「商品に不具合または損傷がある」「商品に、配送中にできた目立った傷や砂損がある」「付属品や特典が不足している」などに該当する場合
ただし、返品理由とともに記入する「具体的な説明」の内容によっては送料が有料に変わることも考えられるので、ケースバイケースと言えるのではないでしょうか。
返品理由で嘘の回答をするとAmazonからペナルティを受ける?
前述したとおり、Amazonでは「商品の性能や品質が思ったよりよくなかった」「手持ちのアイテムとの互換性がない」といった理由も「自己都合ではない」とし、送料はかかりません。
購入時に商品説明をしっかり確認せずに購入した場合、本来は「間違って購入した」を選ぶべきですが、「商品の性能や品質が思ったよりよくなかった」「手持ちのアイテムとの互換性がない」を選んでも、それが必ずしも虚偽だとは言いきれませんし、Amazonや出品者がそれを確認・追求することはできないでしょう。
ただし、何も問題がない商品にわざと傷をつけて「商品に、配送中にできた目立った傷や砂損がある」や「商品に、配送中にできた目立った傷や砂損がある」と虚偽回答をするなど悪質な行為が認められた場合、アカウント停止など厳しいペナルティを受ける場合があります。さらには、詐欺罪や窃盗罪で告訴される可能性もありますので絶対にやめましょう。
Amazonの利用規約には次のように記載されています。
規約及びその他の利用規約への違反、違法行為、不正行為があった場合、その他不適切な行為が行われたと合理的に疑われる場合において、その裁量の下で予告なく、サービスの拒否、アカウントの停止、アマゾンサービスの利用許諾の解除、コンテンツの削除と編集、ご注文のキャンセル、キャンペーンまたはプロモーション等の変更および停止を行う権利を留保します
マーケットプレイスの商品は無料で返品できる?
マーケットプレイスで出荷元がAmazonとなっている商品は、返品条件および返品時の送料もAmazonが販売する商品と同等の扱いです。
一方、出品者から発送された商品は、不具合・損傷がある場合や商品説明と著しく異なる場合は返送料がかかりませんが、その他の返品理由の場合は送料がかかります。
送料が返金されなかった場合の対処法は?
返品理由が自己都合ではないにも関わらず、返金額から送料分が差し引かれた場合、カスタマーサービスに連絡することで返金してもらえる可能性があります。カスタマーサービスへの問い合わせ方法は下記の関連記事で詳しく解説しています。
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Amazonへの問い合わせ、電話やチャットでサポートを受ける方法
また、マーケットプレイスの商品を返品した場合は、販売者が補填をしなかった分をAmazonが返金してくれる「Amazonマーケットプレイス保証」サービスがあります。注文履歴から「返金をリクエスト」をタップ、もしくは「注文に関する問題」をクリックして、問題を報告しましょう。
まとめ
返品理由によって送料が無料になる場合の検証は、あくまで筆者が試した範囲の結果です。自己都合以外の理由を選択したからといって、常に無料になるとは限らないので都度確認してください。
早川厚志
はやかわあつし
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