ワコムは2月14日、札幌(北海道)を舞台に3年に1度開催される「札幌国際芸術祭(Sapporo International Art Festival 、以下SIAF) 2024」にて、社会課題に共に向き合い、未来志向で解決に取り組むことに共鳴する“イニシアティブ・パートナー”となったことを発表した。

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SIAFは、札幌市内の美術館をはじめ、屋内外のさまざまな場所で展覧会やパフォーマンスなどが繰り広げられる芸術祭。3年に1度開催され、メディアアーツ都市・札幌として、さっぽろ雪まつりなどの既存事業とも連携しながら行われる。

今回のSIAF 2024では、札幌市と同じく「ユネスコ創造都市ネットワーク」のメディアアーツ都市であるオーストリア・リンツ市に拠点を置くアルスエレクトロニカ フューチャーラボの共同代表・小川秀明氏のディレクションのもと、「LAST SNOW」をテーマに掲げた芸術祭をめざす。

ワコムは、人間の創造性、アート、教育、テクノロジーをテーマに、コミュニティーやパートナーと共に問いを立て探求する「コネクテッド・インク」を、2016年から開催しており、アルスエレクトロニカとは過去3年余りにわたってパートナーとして連携してきた。

ワコムとSIAFは、未来志向のイノベーションによって、アート、テクノロジーと共生するクリエイティブ教育を札幌で始動する「クリエイティブ教育」、コネクテッド・インクの内容を凝縮して展開する「コネクテッド・インク at SIAF」、SIAF 2024での体験から得た感想などを、ワコムのペンタブレットで絵や文章として表現する「未来体験の創造」といった企画について協議を重ねているという。

ワコムの代表取締役兼CEOの井出信孝氏は、以下のように述べている。「『LAST SNOWとは何か?』、SIAFから頂いた問いかけに対し、人間の新しい表現、新しい学び方を軸に、ワコム一社ではなく、私たちと共に歩んで頂いているコミュニティーごとぶつかっていきたいと思います。SIAFが提示する未来のイメージと社会課題、ワコムが志向する意味のある成長『Meaningful Growth』を掛け合わせて、社会にとって意味のある新しい体験を創り出せる機会を頂けて、ワクワクが止まりません」