シャープは9月30日、「AQUOS」シリーズのスマートフォンにおいて、2022年8月29日以降に配信されたソフトウェアアップデートを適用した端末で「おサイフケータイ」を利用できなくなる事象が発生する可能性があると公表した。この事象が発生した場合、設定で「NFC機能」をオンにすることで「おサイフケータイ」を利用できるようになるという。

  • AQUOS sense4 lite SH-RM15

    問題が最初に判明した「AQUOS sense4 lite SH-RM15」

楽天モバイルのユーザー向けとして8月31日に公開した「AQUOS sense4 lite SH-RM15」のシステムアップデートにおいて、電源の再起動を行うとNFCがまれにオフになり、「おサイフケータイ」が使えなくなる事象が判明。その後調査の結果、8月29日以降にシステムアップデートを行った下記の機種において同様の事象が発生する可能性があるとわかったという。対象となる機種にはシャープがオープンマーケットで販売するSIMフリー機種とキャリアから販売される機種が含まれる。

  • SIMフリー機種:AQUOS sense4 SH-M15、AQUOS R6 SH-M22
  • NTTドコモ向け:AQUOS sense4 SH-41A、AQUOS R6 SH-51B、AQUOS R7 SH-52C
  • au向け:AQUOS zero6 SHG04
  • ソフトバンク向け:AQUOS sense4 basic、AQUOS R6、AQUOS R7、Leitz Phone1 LP01
  • 楽天モバイル向け:AQUOS sense4 lite SH-RM15、AQUOS zero6 SH-RM18

この事象が発生した場合、手動でNFC機能をオンにすることで「おサイフケータイ」が使えるようになるという。手動でNFC機能を有効にするには、「設定」→「接続済みのデバイス」→「接続の設定」→「NFC/おサイフケータイ」を選択し、「NFC/おサイフケータイを使用」をオンにするといった操作を行えばよい。

シャープでは現在修正ソフトを検討中。それまでは上記の手順でNFC機能をオンにすることで対応してほしいとしている。