GoProは9月13日、極めて高いタフネスと手ブレ補正を備え、過酷なシチュエーションでの撮影を強力にサポートするアクションカメラの新モデル「GoPro HERO11 Black」を発表した。バッテリーグリップが付属する「HERO11 Black Creator Edition」も発表されている。

  • 「GoPro HERO11 Black」

堅牢な外装と強力な手ブレ補正を備えるGoProシリーズに、新モデルが登場する。前世代のGoPro HERO10 Blackから新しくなった点として、新センサーを搭載している点が大きなポイント。アスペクト比は8:7、サイズは1/1.9インチへと大型化したことで、正方形に近い縦横比での撮影をサポート。TikTokやYouTube Shortなど、スマートフォンでの視聴を想定した縦向きの動画でも横向きのまま撮影し、後から縦に切り取れる解像度を実現している。

  • センサーが大型化したことで、より広角での撮影に対応。最大5.3K解像度や、新デジタルレンズ「HyperView」を統合する

また、10bitカラーでの収録に対応して色の再現性が向上。独自の手ブレ補正機能「HyperSmooth」は5.0へと進化し、MAXレンズモジューラなしでの360度水平ロック機能が利用できるようになったほか、手ブレ補正と画角の広さのバランスを最適化する「AutoBoost」機能も改良されている。

  • 10bitカラーでの収録に対応

  • 「HyperSmooth 5.0」搭載。水平ロックに対応

バッテリーは標準で駆動時間が長い「Enduroバッテリー」が同梱されるようになり、低温環境下や高温環境下での安定性を改善。UIはよりシンプルな「イージー」と「プロコントロール」から選択でき、タイムラプスプリセットに新しく「スタートレイル」「ライトペインティング」「ライトトレイル」を追加。従来必要だった撮影後の煩雑な編集作業をカメラ内で自動的に完結させられ、より撮影に集中できるようになっている。

また、GoPro各モデルと組み合わせて利用できるサブスクリプションサービスも従来より拡充。編集機能をモバイルアプリからクラウドへと移設したことで、ローカル環境のストレージを圧迫したり、エンコードの待ち時間を気にする必要がなくなるとしている。直販ではサブスク加入で製品本体価格が大きく抑えられ、それぞれの価格は以下の通り。