フォステクスカンパニーは、平面駆動型ヘッドホンを自作できる組み立てキット「RPKIT50」の一般販売を8月上旬に開始する。価格はオープンプライスで、店頭価格は33,000円前後を見込む。
独自開発のRP(Regular Phase)テクノロジーを採用した、平面駆動型振動板を使ったユニットを採用。複数の吸音材を取り付けてチューニングすることで、音楽鑑賞用や音楽制作用モニターヘッドホン仕様など、ユーザーの好みや用途に合わせた音質作りが楽しめるという。自社オンラインショップで2021年7月から先行販売しており、今回新たに販路を拡げたかたちだ。
RPKIT50はバランス接続に対応しており、付属のアンバランス接続用2.5mm – 3.5mmケーブル(2m)とバランス接続用2.5mm – 2.5mmケーブル(1.2m)を付け替えて、接続方式の違いによるそれぞれの音質を楽しめるとする。ケーブルには高音質OFC導体を採用し、「全帯域において解像度が高く、切れの良いサウンド」を追求している。
完成したヘッドホンのインピーダンスは50Ω、感度は89~92dB/mW、最大入力は3,000mW。重さは約385g。半完成本体1台と、RPドライバー・ユニットや同ユニット用ガスケット、バッフル用チューニング・ダンパー、ハウジング用吸音材セット、合皮イヤーパッド、Fostexロゴステッカーなどを同梱する。