フジ医療器は2月5日、脚用のマッサージ機器「モミーナ フットマッサージャー(KC-330)」を発売した。価格はオープン、推定市場価格は65,800円前後。本体カラーはブラック。ふくらはぎのマッサージ機構を太もも位置まで、手動で5段階の角度調整が可能になっている。
新開発の「フットロイド機構」は、人の手で施術するような繊細な動きと、メカによる正確な力強さと振動によって、足裏から太ももまで集中的にケアする機能。人とメカの良いとこ取りを目指したマッサージを行うことから、「フットマッサージのアンドロイド」をコンセプトと機構名の由来とした。
ふくらはぎから太ももまでのマッサージ位置を、自分の手で位置と角度を調整できる「ラチェットウィング」も採用した。位置は、ふくらはぎ下・上、ひざ下・上、太ももの5段階。各部位の凝りを重点的にほぐせる。
ラチェットウィングは、もみ板、指圧突起、突起付きローラーで構成する。左右のウィング全体がもみ板になっており、指圧突起はもみ板の先端に配置。突起付きローラーはもみ板の根元(ふくらはぎ裏部分)に搭載している。
ふくらはぎから下をマッサージするときは、ラチェットウィングを正面に下ろした角度にして使う。もみ板が足の筋肉を絞るようにほぐし、同時に突起付きローラーがふくらはぎの裏を回転しながら揉み込む。
ひざ上から太ももをマッサージするときは、ラチェットウィングを上に立てるような角度にして使い、指圧突起でグイッと挟むように動作する。もみ板の幅は「広」「狭」の2段階。
足裏のマッサージでは、「足裏つかみ指圧」と「パワーバイブ」を利用できる。足裏つかみ指圧はもみ板で足をつかみながら、突起付きのローラーで土踏まず周辺を揉みほぐす。パワーバイブは足先とかかとに搭載しており、強い振動で足裏全体を刺激する。
足先にはヒーターがあり、室温20~25℃の場合に約38~45℃でじんわり温める。運転コースは、「リラックス」「リフレッシュ」「ハード」「強圧もみ」の4種類。各コースは15分のオートタイマーを設定でき、足裏とふくらはぎ部の布カバーは取り外して手洗い可能。
本体サイズは、収納状態がW485×D400×H435mm、ふくらはぎ部を上げた状態がW485×D530×H680mm、本体の重さ約11kg。定格運転時間は20分。適応サイズ(めやす)は、ふくらはぎ周囲、約38cm以下となる。