ビットコイン支持派として知られるジャック・ドーシー氏が、約6年間務めたツイッターCEOを退任したことが明らかになった。同氏が30日にツイッターの投稿で明らかにした。

後任には、ツイッター社で最高技術責任者を務め、取締役でもあるパラグ・アグラワル氏が30日に任命された。また同じく取締役であるブレット・テイラー氏が新会長になるという。

ドーシー氏は「パラグがリーダーシップを発揮するために必要な地位を与えることは、本当に重要だ」とし、退任した理由を「会社が創業者の影響や指示を受けずに自立することが重要だと考えている」と述べた。

ドーシー氏は、2006年から2008年までツイッター社のCEOを務め、2015年からはディック・コストロの退任後に再びCEOを務めていた。ドーシー氏が今後、決済企業のスクエアの運営と、ツイッターが進めるビットコイン(BTC)の分散型取引所の開発に注力する予定かどうかは明らかになっていない。

11月19日、「tbDEX」と呼ばれるツイッター社分散型取引所プロジェクトは、ホワイトペーパーを発表した。記事執筆時点では、ドーシー氏がこのプロジェクトに関与する予定はわかっていない。