仮想通貨レンディングを手がけるブロックファイ(BlockFi)は8日、ビットコイン現物ETFを立ち上げるための書類を米証券取引委員会(SEC)に提出した

文書によると、同社が提出したのは「BlockFi NB Bitcoin ETF」。ブロックファイ自身がカストディアンを務める。ETFの投資目的は、先物やデリバティブのベンチマークではなく、ビットコインの基本的なパフォーマンスを反映させることであるとした。

さらに、「信託はビットコインを直接売買することはないが、特定の費用を支払うためにカストディアンにビットコインの売却を指示することがある」と記載された。

ツイッターでは、SECが早ければ今週中にも初のビットコイン現物ETFを承認するのではないかという憶測がなされており、ブロックファイのETF上場のニュースは、ツイッターでも肯定的に捉えられた。

ヴァンエックのビットコイン現物ETFに対するSECの決定は、14日に予定されている。ブルームバーグのジェイムス・セイファート氏は「SECからの承認か否かのどちらかになるだろう」とし、「これ以上判断が延長されることはない」と指摘した。

10月、SECは、同国初のBTC上場投資信託であるプロシェアーズのBitcoin Strategy ETFを承認した。しかし、このETFは、BTC先物に連動型だった。プロシェアーズのファンドを承認した直後、SECはヴァルキリーのBitcoin Strategy ETFに許可を与えたが、これも先物ベースの商品だった。