インターコンチネンタル取引所(ICE)のデジタル資産管理部門であるバックト・ホールディングスは、10月18日からニューヨーク証券取引所に上場することを発表した。

バックトの上場は、シカゴを拠点とする特別目的会社であるVPC Impact Acquisition Holdingsとの合併によるもの。公式発表によると、合併に関する株主総会では、約85.1%の賛成が得られたという。

「合併後、合併会社のクラスA普通株式およびワラントは、ニューヨーク証券取引所において、それぞれ「BKKT」および「BKKT WS」のティッカーシンボルで取引が開始される」

さらに、今回の合併により、バックトは約4億4,800万ドルを得て、同社の能力向上とパートナーシップの拡大に再投資する予定だ。

先週、バックトはGoogleとの提携を発表し、Google Payプラットフォームを介してビットコイン(BTC)やその他の仮想通貨を使った商品・サービスの購入を可能にした。ギャビン・マイケルCEOによると、提携は、「デジタル資産市場におけるバックトの確固たる地位を証明するものであり、消費者がリアルタイムで安全かつ信頼性の高い方法でデジタル資産を楽しむことができるようにするためのものだ」と明らかにした。

バックトは3月に、仮想通貨対応の決済アプリを発表し、それに先立ち、認定投資家限定でBTC先物取引を提供していた。