著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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昨日のBTC相場は反発。22日に一時4万ドル(約440万円)を割り込んだが、順調に回復、今朝方は45,000ドル(約495万円)手前まで値を戻している。中国恒大集団のデフォルト懸念から週明けの株式市場が世界的に崩れる中、BTCも大きく値を下げたが、SECのゲンスラー委員長がワシントンポストのインタビューで多くの暗号資産が証券に該当しステーブルコインはカジノのチップの様だと酷評したことで22日の朝方には一時4万ドルを割り込んだ。その後、中国当局が恒大集団支援に乗り出すのではとの観測や同社が23日の人民元債の利払いを行うとしたことを好感、本土株・米株が反発する中、BTCは43,000ドル台を回復した。注目のFOMCではテーパリング発表が見送られ一時44,000ドル(約485万円)台に載せたが、議長が次回発表に意欲を示したこともありBTCは伸び悩んだ。恒大問題に関しての報道は交錯したものの、TwitterがBTCの投げ銭機能をリリースしたとことを受け、44,000ドル台後半に値を伸ばした。

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