仮想通貨寄付に特化した主要団体ザ・ギビング・ブロック(The Giving Block)が、新たな提携で仮想通貨チャリティのリーチを拡大し続けている。

ザ・ギビング・ブロックは、チャリティプラットフォームのプロバイダーであるRenPSGと連携し、寄付者がビットコイン(BTC)などの仮想通貨を新たな寄付者助言基金(DAF)に移し、非営利団体や他の慈善団体を支援できるようにすると9月23日に発表した

提携の一環としてRenPSGは、慈善団体がビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ドージコイン(DOGE)など45種類以上の仮想通貨の寄付を受け取れるようにするソリューションの提供を開始する。

ザ・ギビング・ブロックによると、寄付者助言基金のスポンサーであるルネサンス慈善基金(Renaissance Charitable Foundation)が、今週から新しいソリューションを用いて、RenPSGの法人客として初めて仮想通貨寄付の受け付けを開始するという。

1987年に設立されたRenPSGは、DFXとして知られる独自のフィランソロピー(慈善活動)ソフトウェアを提供することでカスタム型寄付者助言ソリューションを運営する主要なチャリティプラットフォームだ。ザ・ギビング・ブロックによると、RenPSGは2020年、米国内の金融会社と非営利団体に166億ドルの寄付者助言基金資産をサポートした。

「RenPSGの広範なリーチにより、ザ・ギビング・ブロックは仮想通貨チャリティを世界的現象にする目標に一歩近づいた」と同団体はツイッターで述べた

RenPSGの戦略的成長事業担当取締役バイスプレジデントを務めるケリー・パーマー氏は、慈善業界において仮想通貨寄付の導入が増えていることを受け、RenPSGのプラットフォームは仮想通貨寄付を受け付けるようになったと述べた。

「仮想通貨の利用者数が増えるにつれ、仮想通貨の寄付件数も増えている。多くのクライアントがこのソリューションを活用して寄付者助言公募基金に受け付ける資産の種類を多様化し、新たな寄付者の関心をひきつけることができると期待している」。

ザ・ギビング・ブロックの共同設立者であるパット・ダフィ氏はコインテレグラフに対し、2021年に同団体のネットワーク上での寄付に最も利用された仮想通貨はビットコインとイーサリアムだと話した。また、ダフィ氏は「従来ビットコインが主要な仮想通貨だったが、今年はイーサリアムがリードしているようだ」と述べ、ドージコインの寄付も増えていると付け加えた。