仮想通貨取引所およびウォレットプロバイダーであるBlockchain.comの最高財務責任者であるマクリナ・クギル氏は、プラットフォームの新規株式公開(IPO)は早くても2023年になるだろうと語った。

30日に公開されたフォーチュンのインタビューで、クギル氏はBlockchain.comが新規株式公開することを検討する可能性について語った。同社は、3月の3億ドルの資金調達ラウンドで52億ドルの評価を受けている。

同社CEOのピーター・スミス氏は以前、「株式上場の選択肢を慎重に検討している」と述べている。

大手取引所であるコインベースは今年4月にナスダックに上場した。このときコインベースの評価額は1000億ドルで、コインベースプロは1日30億ドル以上の取引を処理していた。

30日のブログで、クギル氏はBlockchain.comの仮想通貨取引が1兆ドルを超えたと報告してる。クギル氏によると、 同社のバランスシートはビットコインやイーサリアム、アルトコイン、現金で構成されていると付け加えている。

コインベースに続いて株式上場を目指す仮想通貨取引所は、Blockchain.comだけではない。クラーケンのジェシー・パウエルCEOは今年6月、同社が来年の上場を検討していると語っている。株式上場は「仮想通貨を世界にもたらす」というクラーケンの使命における自然な進歩であると、パウエル氏はインタビューに答えている。