投資会社ハッシュデックス・アセットマネジメント(Hashdex Asset Management)がブラジルで立ち上げた新しいビットコイン上場投資信託(ETF)である「BITH11」は、グリーンなビットコインETFであると主張している。
ハッシュデックスは、炭素クレジットを購入することで、ビットコイン関連の炭素排出量を相殺する計画だ。同社は、ドイツのクリプト・カーボン・レーティング・インスティテュートと提携し、BITH11が取得したビットコインで発生したエネルギー消費量と炭素排出量を推定して年間レポートを作成する。
このETFは現在、流動資産の0.15%をカーボンクレジットと環境関連技術に毎年投資することを目指している。このETFは先週、B3ブラジル証券取引所で取引が開始された。
ハッシュデックスは、今年4月に最初の仮想通貨ETFである「HASH11」を開始している。ブルームバーグによれば、過去1ヶ月でHASH11は33%上昇している。
グリーンな仮想通貨ファンドは、マイニングに伴う化石燃料によるエネルギー消費への懸念が広まって以来、人気が高まっている。
今年5月、カナダでビットコインETFを手掛けるナインポイントは、カーボンオフセットサービスのカーボンXと提携し、炭素排出量を相殺する計画を発表している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン