BTC/USDT
ビットコインはここ数日、16,559ドルと20日間指数平滑移動平均線(16,877ドル)の間の狭いレンジ内にとどまっている。これは、ホリデーシーズン中に強気派と弱気派の両方の活動が低調になっていることを示している。
20日間EMAは緩やかに下落しており、相対力指数(RSI)は43付近で、弱気派がやや有利な状況となっている。
BTC価格が下落に転じ、16,500ドルを割り込んだ場合、売りがペースを上げ、BTC/USDTペアは16,000ドルから15,476ドルのサポートゾーンにまで下落する恐れがある。
このゾーンが崩れると、次の下落トレンドに入ってしまうだろう。強気派はこのゾーンを必死に防衛しようとすると予想される。
現在の水準から上昇に転じ、移動平均線を上抜ければ、強気派がカムバックしようとしていることになるだろう。その後、BTCは18,388ドルまで急騰する可能性があるが、ここで再び上昇の障害となる可能性がある。
ETH/USDT
強気派がイーサ(ETH)を20日間EMA(1,223ドル)以上に押し上げることに失敗した。このことは、弱気派がこのレベルで激しく抵抗ことを示している。そのため、強気派は降伏してポジションを閉じることになったのかもしれない。
ETHは、現在1,182ドルまで低迷する可能性がある。このサポートが維持できない場合、ETH/USDTペアは、1,150ドルの重要なサポートまで沈む恐れがある。ETHがこのレベルから反発した場合、ETHは数日間1,150ドルと1,352ドルの間で保ち合いの展開となるだろう。
一方、ETH価格が1,150ドルを下回ると、ETHは弱気のヘッド&ショルダーパターンを完成させるだろう。ETHはまず1,075ドルまで下落し、その後パターンのターゲットである948ドルに向かって急落する恐れがある。
XRP/USDT
XRPは12月26日に20日間EMA(0.36ドル)を上抜けたが、強気派は勢いを維持できず、対称トライアングルの抵抗線を突破することができなかった。このことが、短期筋の利益確定を誘った可能性がある。
XRP/USDTペアは、12月28日に20日間EMAを割り込み反落した。XRPは、現在、トライアングルのサポートラインまで下落する可能性がある。このことは、XRPがもうしばらくトライアングルの内部にある可能性を示唆している。
次のトレンドの動きは、XRPがトライアングルを脱出した後に始まる可能性が高い。価格がトライアングルを下回った場合、XRPは0.30ドル、さらに0.25ドルまで下落する恐れが出てくる。一方、価格が上昇に転じ、トライアングルを上抜けした場合、XRPは0.41ドルまで上昇する可能性がある。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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