仮想通貨取引所FTXの姉妹会社であるアラメダ・リサーチに関係する30の仮想通貨ウォレットが、4週間にわたって非アクティブだったが、12月28日に動きがみられた。これらのウォレットは、さまざまな仮想通貨ミキシングサービスを通じて、170万ドル以上の仮想通貨をスワップし、ミキシングした。
仮想通貨ミキサーは資金の出所を辿り着けないように取引経路を不明瞭にするもので、攻撃者や犯罪者がしばしば使用している。
サム・バンクマン-フリード氏が保釈された数日後にアラメダのウォレットから突然資金が移動し、仮想通貨コミュニティでは様々な憶測が浮上した。それから約24時間後、これらの資金移動の背後にいる犯人は、取引経路を隠そうとしているようだ。
仮想通貨フォレンジックグループArkhamが共有したデータによると、最初の資金移動は、複数のアラメダのアドレスがトークンをイーサ(ETH)やテザー(USDT)にスワップし、仮想通貨ミキサーに送信することから始まった。
アラメダ・ウォレットからのトークンは、まず0x738で始まるアドレスに送られ、その後0x64eのアドレスに送られた。この0x64eのウォレットはその後、ETHを分割して、一般的に20万ドルや5万ドルといったサイズの小さなウォレットに送られ、その後、FixedfloatやChangeNOWなどのミキサーに送られた。
別のウォレットでは、ステーブルコインへのスワップが行われた。ウォレットの資産はまずUSDTにスワップされ、その後Fixedfloatに送られた。合計80万USDTがミキサーを使ってスワップされ、さらに40万USDTが他の方法によってろ過された。さらに20万USDT相当のステーブルコインがrenBTCを使ってBTCネットワークに送られた。
最終的に合計170万ドル相当の資金が、様々なミキシングサービスを通じて交換・送金された。
- ChangeNOWを通じて270.5ETH(~325kドル)
- Fixedfloatを通じて800,000USDT
- Curve SynthSwap を通じて 200,000 USDT (ネイティブ BTC へ)
- Airswapを通じて200,000 USDT
- その他の仮想通貨ミキシングサービスを通じて200,000USDT