オーストラリアが2023年に入り、216台の仮想通貨ATMの設置台数を記録した。全世界の国別設置台数でエルサルバドルを抜き、4位となった。

エルサルバドルはビットコインを法定通貨として採用した初めての国だ。エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は、国中に200台の仮想通貨ATMを設置した。これにより、エルサルバドルは2021年9月に米国とカナダに次いで当時3番目に大きな仮想通貨ATM設置国となったが、2022年にはスペインとオーストラリアがエルサルバドルを抜いている。

2022年10月、コインテレグラフは、スペインが215台の仮想通貨ATMを設置し、3番目に多い仮想通貨ATM設置台数となったと報じた。しかし、スペインは設置数を増加し続けており、本稿執筆時点では226台まで増やしている。その後、エルサルバドルの第4位の仮想通貨ATMハブとしての地位は、オーストラリアが数ヶ月で設置数を増やしたことで、短命に終わった。
 

CoinATMRadarのデータによると、2022年の最後の3ヶ月で、オーストラリアは99台の仮想通貨ATMを配備した。2023年1月1日現在、オーストラリアは219台のアクティブな仮想通貨ATMを記録し、執筆時点でエルサルバドルよりも7台多く設置している。

オーストラリアは世界の仮想通貨ATM設置台数の0.6%を占める。世界の仮想通貨ATMの総数は38,602台で、そのうち2022年だけで6,071台が設置された。