BTC/USDT
強気派は12月7日に16,787ドルのサポート維持に成功した。これは下値では強い需要があることを示すものだろう。強気派は、12月8日にビットコインを20日間指数平滑移動平均線(17,004ドル)以上に押し戻した。
フラットな20日間EMAと中間点付近の相対力指数(RSI)は、当面はレンジ相場になる可能性を示唆している。通常、タイトなレンジ取引の後、レンジが拡大し、トレンドにつながるの動きになることが多い。
時には最初のブレイクアウトがフェイクとなるケースもあるため、トレーダーは取引を行う前に方向を確認するために静観した方が良いかもしれない。
価格が17,622ドルと50日間単純移動平均線(18,046ドル)の間のレジスタンスゾーンを突破した場合、BTC/USDTペアはトレンド転換の可能性を示唆するだろう。その後、BTCは20,000ドル、その後21,500ドルへの上昇を試みるようとするだろう。
逆に16,787ドルを割り込んでしまった場合、弱気派は15,476ドルの重要なサポートまでBTCを引きずり降ろそうとするだろう。
ETH/USDT
イーサ(ETH)は12月7日に20日間EMA(1,254ドル)を割り込んだが、弱気派は下値を維持することができなかった。強気派は下値で買いを入れ、12月8日にETH価格を20日間EMA以上に押し戻した。
強気派は、50日間SMA(1,331ドル) のレジスタンスライン以上に再び価格を押し上げようと試みるだろう。これが成功すれば、ETH/USDTペアは、下降チャネルのレジスタンスラインに向かって急上昇する可能性がある。
逆に50日間SMAから下落に転じた場合、数日間レンジ内に留まる可能性がある。フラットな移動平均線と中間点のすぐ上にあるRSIも、短期的に保ち合いになる可能性を示している。
下落に転じた場合、1,212ドルを割り込むと、弱気派側に有利な展開となるだろう。
XRP/USDT
XRPは、12月7日に強力なサポートである0.37ドルから上昇に転じ、強気派が下値で買いを入れているようだ。これは、強気派がこのレベルを守るのは2回目であり、それゆえ0.37ドルは目を離すことのできない重要なレベルになる。
20日間EMAはフラットで、RSIは中点付近にあり、XRP/USDTペアはしばらく0.37ドルから0.41ドルの間にとどまる可能性を示唆している。
強気派が20日間EMAを上抜けると、XRPは0.41ドルまで上昇する可能性が出てくる。この水準は強気派にとって大きな壁となりそうだが、乗り越えれば勢いを取り戻し、0.51ドルへ向けて上昇することになるだろう。
逆に、20日間EMAから下落に転じた場合、弱気派は再び0.37ドル以下にXRPを沈めるだろう。そうなれば、XRPは0.34ドルまで下落する恐れがある。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります