ARKインベストメント・マネジメントは、ビットコイン上場投資信託(ETF)を申請する最新の企業となった。
欧州の取引所で仮想通貨取引商品を手掛ける21シェアーズと提携して米証券取引委員会(SEC)に提出された申請書によると、このビットコインETFは「ARKB」というティッカーでシカゴボードオプション取引所(CBOE)のBZX取引所に上場する予定だ。
このビットコインETFはS&P BTCインデックスを追跡するが、BTCも直接保有する。
ARKインベストメントのCEO兼創設者であるキャシー・ウッド氏は、21シェアーズの取締役も務めている。コインシェアーズによると、21シェアーズは現在、10億ドルを超える資産を運用しており、機関投資家向け仮想通貨投資商品の発行者として第4位に位置している。
ETFアナリストのエリック・バルチュナス氏は、このビットコインETFが承認されれば21シェアーズに大きな利益をもたらし、同社が米国市場に参入できるようになるとブルームバーグに語っている。
ARKインベストメントは仮想通貨分野で存在感のある投資家だ。コインベースの株式に加えて、グレイスケールのビットコイン信託やイーサリアム信託の株式も保有している。
キャシー・ウッド氏はビットコイン支持者でもあり、最近のビットコインの低迷にもかかわらず、ビットコイン価格は50万ドルになると予測している。
SECはこれまでビットコインETFの申請をすべて拒否しているが、ウッド氏は5月のコメントで規制当局によるETF承認の確率は上がっていると予想している。
今月はじめ、SECは2つの主要なビットコインETFの可否決定を延期している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン