仮想通貨取引所Blockchain.comはVisaと提携し、仮想通貨カードを立ち上げた。当初は米国居住者のみが利用できる形だが、このカードではVisaのデビットカードが利用できる場所ならどこでも、ユーザーは仮想通貨または現金残高を使って支払うことができる。

10月26日の発表によれば、Blockchain.comは入会金や年会費、取引手数料が無料であり、ユーザーはすべての購入額の1%を仮想通貨で還元される。

Yahoo Financeのインタビューで、Blockchain.comのピーター・スミスCEOは、このカードにはすでに5万人がウェイティングリストに登録していると述べ、次のように指摘した。

「仮想通貨商品に対する需要はまだたくさんあるが、その需要は取引から離れ、DeFiの使用や残高の使用に興味を持つ人々へとシフトしているのがわかる」

仮想通貨デビットカードを巡っては、最近Visaが仮想通貨取引所FTXと提携し、40カ国にデビットカードを展開するというニュースも出ている。

10月25日、Visaの主要な競争相手であるマスターカードは、中東・北アフリカ(MENA)の主要な仮想通貨プラットフォームであるBitOasisと戦略的パートナーシップを締結し、この地域におけるデジタル資産の採用を促進するために設計された一連の仮想通貨カードプログラムを開始することに合意した。

BitOasisの顧客は、自分のウォレットを新しいカードにリンクさせ、仮想通貨を法定通貨に変換してマスターカードの加盟店ネットワークを利用できるようになる。このカードの立ち上げは2023年初頭に予定されている