仮想通貨取引所バイナンスの創業者兼CEOであるジャオ・チャンポン(通称CZ)氏は27日、Twitterで同社のブロックチェーンネットワークがカザフスタンの中央銀行デジタル通貨構築に採用されると明らかにした。
CZ氏は、カザフスタン国立銀行(NBK)が中央銀行デジタル通貨(CBDC)であるデジタルテンゲを、バイナンスネットワークの基盤となるブロックチェーンであるBNBチェーン上に統合するとツイートした。
National Bank of Kazakhstan (NKB) will integrate their CBDC on @BNBchain. #BNB https://t.co/33WMKwAczm
— CZ Binance (@cz_binance) October 27, 2022
NBKは、地元の企業や消費者の参加を含むCBDCのパイロットプロジェクトを開始。CZ氏は、「伝統的な銀行と仮想通貨エコシステムの間のギャップを埋める」ために、銀行がさらにユースケースを開発することを期待していると述べた。
今年8月、バイナンスはカザフスタンでデジタル資産サービスプロバイダーとして運営するための承認を得ている。
それから1カ月も経たない10月6日、カザフスタン金融庁はバイナンスにデジタル資産サービスとカストディサービスの永久ライセンスを付与した。また、バイナンスはこの頃、金融犯罪撲滅に向けた取り組みとして、地元当局との覚書を締結している。
バイナンスのエコシステムは、世界中で仮想通貨の採用を推進するという使命を声高に主張している。最近では、ラテンアメリカの主要な仮想通貨ハブの1つであるブラジルに2つの新しいオフィスを開設するとともに、紛争のために危険にさらされている博物館のNFTコレクションをホストすることによって、ウクライナの仮想通貨関連の活動に従事した。