グレイスケール・インベストメントは10月6日、ビットコインのマイニングハードウェアに投資する共同会社であるグレイスケール・デジタル・インフラストラクチャー・オポチュニティ LLC(「GDIO」)の設立を発表した。同社は、提携するステーキングインフラ企業であるファウンドリー(Foundry)を活用し、仮想通貨冬の時代の間にマイニング機器を割引価格で取得することを計画している。

同社によると、この新しい事業体は、個人および機関投資家の認定を受けた投資家が、最低25,000ドルの投資で利用できるようになるという。資金調達は今年末までに完了する予定で、ブルームバーグの報道にあるように、3~5年の投資期間を持つプライベートエクイティやインフラ資産と同様の流動性を提供する。適格投資家は、収入、純資産、資格、金融市場の知識などに関して一定の基準を満たす必要がある。

グレースケールCEOのマイケル・ソンネンシャイン氏は、「私たちのチームは、デジタル資産の直接的なエクスポージャーから、多様なテーマ商品、そして今GDIOを通じたインフラまで、仮想通貨エコシステムへの投資の障壁を下げることに長い間取り組んできた」と声明で述べた。

ファウンドリーは、グレイスケールと同じ親会社であるデジタルカレンシーグループのもと、世界最大のマイニングプールの1つであるファウンドリーUSAを運営している。昨年、ファウンドリーUSAは、中国が仮想通貨取引とマイニング活動を禁止した後、第2位のビットコインマイニングプールとなった。