ニューヨーク・デジタル・インベストメント・グループを持ち株会社に持つストーン・リッジ・アセット・マネジメントは、ビットコインストラテジーファンドを清算することを米国証券取引委員会に通知した。
12日のSECへの提出書類で、ストーン・リッジ・トラスト理事会が、2021年7月にSECに最初に提出されたストーン・リッジ・ビットコインストラテジーファンドを清算・解散する計画を9日に承認したと発表した。計画によると、10月3日までファンドの運用を継続し、その後、清算と株主への分配に備えて「ファンドを現金に減らす」予定。
“ファンドの清算は2022年10月21日頃に行われる。2022年10月3日の終了後より、当ファンドの株式は一般的に購入できなくなる”
2021年7月の目論見書によると、ビットコイン(BTC)ストラテジーファンドは、SECがBTCに関連する現物投資商品を承認していないため、先物市場を通じてビットコインへのエクスポージャーを提供することを目的としていた。当時、ファンドの目的は「資本増価」であると述べていた。
ヤフーファイナンスのデータによると、このファンドは記事公開時におよそ280万ドルの純資産を保有。2022年4月のストーンリッジの半期報告書によると、資金の半分以上(50.5%)が外国政府機関債に割り当てられ、ファンドの純資産総額は1090万ドル以上だった。
2020年10月、ストーンリッジはパンデミック後の投資戦略の一環として、NYDIGを通じて1万BTCを購入し、民間企業の中でも最大級のBTC保有者となった。記事公開時、ビットコインの価格は22,230ドルで、月曜日に3週間ぶりの高値を記録している。