22年のMTVビデオ・ミュージック・アワード(VMA)で、コンペティション部門に新たな部門が追加された。今年、アーティストたちは「ベスト・メタバース・パフォーマンス」という部門で競い合い、憧れの賞を狙うことができる。

VMAはもともと、ミュージックビデオの優れた才能を表彰するイベントとして1984年に始まった。マドンナ、ニルヴァーナ、カニエ・ウェストなどの主要音楽アーティストが過去に受賞している。

代表的な受賞部門は「ビデオ・オブ・ザ・イヤー」「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」「ソング・オブ・ザ・イヤー」だが、今年は新たにWeb3の趣向が取り入れられている。VMAは、メタバースでのパフォーマンスを考慮に入れ、全く新しい受賞部門を設けた。

初年度は、アリアナ・グランデが出演する「The Rift Tour」(Fortnite)、ブラックピンクの「The Virtual」(PUBGモバイル)、BTS(YouTube)、チャーリーXCX(Roblox)、「ジャスティン・ビーバー- An Interactive Virtual Experience」(Wave)、「Twenty One Pilots Concert Experience」(Roblox)など、6組のアーティストがノミネートされている。

新たな受賞部門に加え、MTVは8月12日に、MTV初のメタバース体験を発表している。Paramount Game Studiosは先週、Robloxのメタバースで「The VMA Experience」をリリースしており、今年の9月3日まで利用できる。