著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

週央27日からのビットコイン(BTC)対円相場は、290万円周辺から反発する展開。今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え週前半は警戒ムードも見られたが、結果は市場の織り込む通り75ベーシスポイント(bp)の利上げに加え、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、政策金利がFRBの考える中立水準に達したと発言したことで、9月からの利上げペース低下が想起され、相場は一段高を演じ310万円台に乗せた。28日には、第二・四半期の米国内総生産(GDP)が-0.9%と2四半期連続のマイナス成長となり、BTCは一時的に下値を試したが、利上げペース低下を正当化する内容だったこともあり米株高に連れ高となる格好で320万円台に乗せ、前日比78,724円(2.52%)の3,203,934円の終値を付けた。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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