ビットコイン(BTC)マイニング企業のマラソン・デジタル・ホールディングスは、2022年第2四半期にビットコイン(BTC)の生産量が43.8%急減した。米モンタナ州で工場停止も影響し、6月は過去1年で最も生産性の低い月となった。
マラソンは7月7日に発表した最新のマイニング事業のアップデートで、2022年第2四半期に707.1BTCを生産し、2022年第1四半期の生産量1258.6BTCから43.8%減少したと報告した。
6月11日にモンタナ州ハーディンの施設が嵐に見舞われ、施設への電力供給が停止。マラソンのマイニング能力の75%がダウンし、ビットコイン生産は特に大きな打撃を受けた。
これにより、6月は2021年3月以降で最も生産性の低い月となった。現在もモンタナ州の施設はオンラインに戻っていない。6月12日以降MARAマイニングプールから新しいブロックが採掘されていないことから、7月まで続く恐れがある。
マラソンのフレッド・ティールCEOは、6月の嵐が生産性に大きな影響を与えたことを認めたが、ハッシュパワー不足の責任の一端を、まだスイッチが入っていない米テキサス州の新しいマイニング施設の問題にも触れている。
ティ―ル氏によると、テキサス州ではすでに「毎秒約2.9エクサハッシュ分の」2万9640個のマイナーが設置されているが、6月に予定されている設備の稼働はまだ実現していないという。
ティール氏によると、テキサス州のエネルギー供給会社が「税務上の免税条件について連邦機関の確認」を得るまで、電力を供給することができないとのことだ。