著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

7日のビットコイン(BTC)対円相場は141,722円(5.07%)高の2,935,076円と二日続伸。対ドルでは一時22,000ドル(≒299万円)に肉薄した。

米株市場が息を吹き返す中、週央からのBTCは20,000ドル水準となる272万円周辺からジリジリと戻りを試し上昇。7日未明に米連邦準備制度理事会(FRB)が公開した6月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、やはりインフレ抑制に向けて50〜75ベーシスポイント(bp)利上げが適切とのメンバーの見解が確認されたが、想定以上にタカ派的な内容ではなく、BTCは280万円にタッチした。7日は序盤のアジア株式市場が若干弱含み、BTCもやや調整気味で280万円を背に揉み合ったが、ウォーラーFRB理事が9月に利上げペースを50bpに引き下げる可能性について言及したことでリスクオンが加速。BTCは米株の上昇に連れ高となり、21,000ドル水準の286万円を突破し、293.5万円の終値となった。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

続きはこちら

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。