ビットコイン(BTC)は、歴史が繰り返されれば、2020年の強気相場よりさらに下落する可能性があるようだ。
アナリストは24日、ビットコインの200週移動平均線(WMA)との関係を分析した。
底値は15,500ドルから19,000ドルの間か
人気トレーダー兼アナリストのRekt Capital氏は、BTC/USDが200WMAを再テストし、割り込んだ場合について解説した。
ビットコインの歴史を通じて生命線であった200WMAは、常に反発し上昇する最後のサポートラインであり、一度も決定的に破られたことはない。
200WMAは現在、2万2000ドル付近に位置している。
過去にビットコインは200WMAを一時的に割り込むたびに、再び上昇。サポートとして機能しており、レジスタンスにはならなかったとRekt Capital氏は指摘。
しかし、反発はしたものの、2020年3月に200WMAから最大で28%割り込んだことがある。現在のチャートで同様の下落が発生した場合、ビットコインは15,500ドルに達することになる。
「BTCは200MAを-14%から-28%下回る傾向がある。そして現在、BTCの200MAは22000ドルの価格帯にあり、200MAを14%下方に下落すると、ビットコインは19000ドルになる」と Rekt Capital氏は指摘。
「そして、もしBTCが2020年3月の200MAをさらに下回る下落幅を繰り返すなら、15500ドルの価格帯を再訪することになる」
2万3000ドル以下は “要注意”
コインテレグラフが報じたように、COVID-19に起因する暴落が起きた2020年3月と比較して、現在のビットコインの値動きが大いに注目されている。
Rekt Capital氏はさらに、史上最高値からの過去のドローダウンと今月のビットコインの「デスクロス」を調査し、現在の200WMAとほぼ同じ22,700ドルのBTC価格目標を作成した。
「BTCは徐々に200MAに近づいている。歴史的に、200MAは長期的なBTC投資家(緑の円)のためのROIで素晴らしい機会を提供する傾向がある」と話した。
「BTCが本当に200MAサポートに到達したら…。注意を払うのが賢明だ」