米マイアミ市長のフランシス・スアレス氏は、ビットコイン(BTC)は単なる投資資産としてではなく、イノベーションの観点から見るべきとの考えを示した。
スアレス氏は、ダボスで開催中の世界経済フォーラム(WEF)の3日目に行われた「仮想通貨の未来」についてのディスカッションで発言した。
「我々は投資家がリターンの観点からしか物事を見ない世界に生きているが、ビットコインは革新的でテクノロジーの観点から見るべきだ」
仮想通貨市場のボラティリティについての見解を問われたスアレス氏は、ボラティリティという現象は仮想通貨エコシステムの一部であり、進化する技術や新たな技術に共通して見られるものだと述べた。
同氏は、ボラティリティの議論は弱気市場の間だけ強調されているように感じるが、市場が上昇しているときにも重要な役割を果たすことを強調した。
また、ビットコインの価格は、アセットクラスから 「通貨」の一形態に移行することで、時間の経過とともに安定すると主張した。
仮想通貨の元祖なので、ビットコインの観点から話をしよう。現在はアセットクラスのような振る舞いをしているが、時間が経てば通貨としての方向へ向かうだろう。通貨としての側面が主役になれば、価格も安定する。
BTCを支持する理由について尋ねると、スアレス氏はこう答えた。
「今日、私たちは誰を信じればいいのだろう?政治家?銀行家?政策立案者?ビットコインは人間によって発明されたにもかかわらず、改ざんできない一連のコードに従うように設計されている」