BTC / USDT

ビットコインは4月28日に20日間指数移動平均線(EMA、40,363ドル)まで戻ったが、その日のローソク足の長いヒゲは、弱気派がこのレベルまでのラリーで売却していることを示唆している。

BTC/USDT日足チャート。出典:TradingView

下降する20日間EMAと41を下回る相対力指数(RSI)は、弱気派の方が優勢であることを示している。弱気派がチャネルのサポートライン以下にBTC価格を引き下げた場合、BTCの下落は34,300ドルにまで拡大し、その後32,917ドルにまで下がる恐れがある。

このネガティブな見方を無効にするには、強気派は50日間の単純移動平均(SMA、41,981ドル)以上に押し上げる必要がある。これが成功した場合、BTCは200日間SMA(47,433ドル)に向けた上昇を開始するだろう。このポイントで、弱気派は再び激しく抵抗する可能性がある。

ETH / USDT

イーサリアム(ETH)は過去2日間で20日間EMA(2,991ドル)に押し戻したが、強気派はETH価格をそれ以上に押し上げることができなかった。これは、センチメントがネガティブなままであり、トレーダーがラリーで売っていることを示唆している。

ETH/USDT日足チャート。出典:TradingView

弱気派は今、ETH価格を上昇トレンドラインに引き下げようとしてる。ここは強気派が防衛する上で重要なレベルとなるだろう。ここを下抜けてしまえば、展開中の上昇トライアングルのパターンを無効にしてしまう恐れがあるためだ。その後、ETHは2,450ドルにまで下落する恐れがある。

ETH価格が上昇し、50日間SMA(3,045ドル)を上回った場合、このネガティブな見方は短期的に無効になるだろう。これにより、購入者を引き付けることができ、強気派はETH​を200日間SMA(3,464ドル)に押し上げるだろう。このレベルを超えることができれば、新しい上昇トレンドの開始につながるだろう。

XRP / USDT

リップル(XRP)は4月26日に0.62ドルのサポートから反発したが、勢いの弱い反発は積極的な買いが欠如していることを示している。Ⅳ月29日に売りが再開され、XRP価格を重要なサポート以下にまで下落した。

XRP/USDT日足チャート。出典:TradingView

20日間EMA(0.71ドル)は下落しており、RSIは売られ過ぎの領域にあり、これは弱気派が優勢であることを示唆している。XRP価格が0.62ドルを下回った場合、XRPは0.55ドルにまで急落し、その後0.50ドルの心理的サポートを試す展開となるだろう。

逆に、XRP価格が現在のレベルから反発した場合、強気派はXRPを20日間EMA以上に押し上げようと再び試みるだろう。これが成功した場合、XRPはしばらくの間0.62ドルから0.91ドルの間で保ち合いの展開となるだろう。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
 

 

ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています

 

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