著者 :鳳ナオミ(おおとりなおみ)JDR.株式会社執行役員

日本初のデジタルマネー(暗号資産)格付け及びインデックスを提供するWEBサービス「JDRpro.」の開発運用責任者。大手証券会社にて、アナリスト、自己資金運用、ファンド組成業務などを経てクリプトの世界に。土地バブル崩壊、ITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックを全て乗り越え、上げも下げも経験済みのイケイケバブル系女史。多岐に渡る金融経験をデジタルマネーに応用、先駆者としてリード。

<週間マーケット概況>

2022年2月第4週(2/19~2/25)の暗号資産売買マーケットは、周知のとおりウクライナの地政学的リスクによる不安感増大から、下落の一途を辿る展開となりました。週後半にはロシアによるウクライナ侵攻が現実化したことで、売り方の買戻しが台頭、価格的には一旦反発が見られた週となりました。株式、債券、商品など伝統的マーケットが、それまでの動きから反転したことが影響したと見られます。

もっとも、日経平均やNYダウ、ナスダック指数等が一斉に直近安値を更新した一方で、暗号資産マーケットはビットコイン(BTC)、イ-サリアム(ETH)など主力暗号資産は直近安値を前に踏みとどまり、結果的に一旦は下値を確認した格好となっています。

JDR.株式会社で算出しているJDR.Indexは暗号資産マーケット全体を適切に観察できる指標です。同指標の2月第4週のパフォーマンスは-6.2%、ビットコイン単独では-4.9%と前週から小幅の下落となっています。週前半は大きく下げたものの、侵攻が現実となった週末に週初からの下げ幅の2/3を取り戻した格好です。

JDR.株式会社が個別で格付け(レーティング)している暗号資産(全35銘柄)では、34銘柄が下落しましたが、唯一テラ(LUNA)が+30%強の上昇と大きく目立ちました。ステーブルコイン「TerraUSD(UST)」の準備金に使用することを目的に10億㌦の資金調達に成功したと、エコシステムをサポートするLUNAファウンデーション(非営利組織)が発表、また同時期に取引所大手ビットトレックス(米)に上場したことがきっかけと見られます。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。