左翼系活動家やオーガナイザーをサポートするグローバル組織「プログレッシブ・インターナショナル」は、大手決済企業や銀行からの利用停止に対抗するため、仮想通貨を活用しようとしている。

この組織は今週、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨を使った寄付受入れをツイッターで発表した。これはいくつかの既存の金融機関から寄付をブロックされたためだという。

プログレッシブ・インターナショナルの広報担当者がコインテレグラフに語ったところによれば、オランダのINGバンクと決済大手ペイパルが、ワクチン接種を支援するためのキューバと連携したキャンペーンへの寄付をブロックしたという。広報担当者によれば、INGとペイパルは「米国の禁輸措置に従って行動した」と説明したという。

このキャンペーンは、キューバにおけるワクチン開発を紹介するための専門家パネルを主催するためのものだったという。

「プログレッシブ・インターナショナルは、活動資金を一般からの少額の寄付に依存している」と広報担当者は言い、次のように付け加えている。

「私たちを国際金融システムから締め出そうとする動きに対する対抗策として、私たちは仮想通貨での寄付も受け付けている」

仮想通貨での寄付を受け取るのは今回が初めての試み。今後も仮想通貨による寄付は継続し、対応する仮想通貨も拡大する予定だとしている。