任天堂は3日、決算報告書を発表した後、ライブでQ&Aを行い、ブロックチェーンやNFT(ノンファンジブルトークン)技術を自社ゲームに導入する際に、メタバースに「関心」を示したと報じられている。

MST Financialのシニアアナリストであるデビッド・ギブソン氏は、任天堂に対してメタバースとNFTについてどう考えているかを尋ねた。同社は、現在何も取り組んでいないが、ゲーマーに提供できるものを定義しているところであると確認したことをツイッターで明らかにした。

任天堂の主な関心事は、ゲームを通じてプレーヤーやファンを「笑顔にすること」だ。その中で、NFTの導入やメタバースとの統合については、現在は明らかに慎重な姿勢を見せている。

これまで、競合であるユービーアイソフトは「ユービーアイソフト・クォーツ」というNFTプラットフォームを開発し、「悪魔城ドラキュラ」のメーカーであるコナミは独自のNFTコレクションをリリースしている。マイクロソフトはActivision Blizzardを690億ドルで買収し、Xboxがメタバースプラットフォームの開発に取り組むことが明らかになっている。

しかし、ユービーアイソフトがクオーツとディジッツを導入したことで、コミュニティからはかなりの反発があり、最近ではユービーアイソフト幹部のニコラス・パワード氏が、ゲーマーがまだNFTの利点を十分に理解していない可能性を示唆する発言を行っている。