数百万ドル相当のビットコイン（BTC）が入ったビットコインウォレットが休眠状態から脱した。人生を変えるほどのお金と言われるものを持ちながら、ある理由から、このウォレットは何年も取引されていなかった。
このウォレットは、ビットコイン考案者のサトシ・ナカモトが失踪してから数年後の2013年から使用されていなかった。ウォレットには現在1500万ドル相当のBTCが入っており、このアカウントを誰が所有しているのか、なぜ21日に再稼働させたのかは不明だ。
ウォレットには321BTCがある。2013年からの8年後、その価値は6,594ドルから15,103,046ドルという驚異的な額にまで増加した。ウォレットの資金は約2,300倍も値上がりしたのだ。
ビットコイン・コミュニティは、このウォレットを誰が所有しているのか、なぜ休眠状態から抜け出したばかりなのか、といった憶測で沸き返っている。中には、市場を揺るがすような動きをしようとしているクジラ（大量のビットコインを隠し持っている個人またはグループ）ではないか、と考えている人もいる。
If you’re looking for a sign….in 3…2…1… https://t.co/8ezk8Ub6Sz
— Mama Heqet 2.0 (@DaturaDaimonic) December 21, 2021
あるツイッターユーザーは、ウォレット起動の理由をいくつか推察した。彼らは、サトシ・ナカモトが復帰を決意したことから、今すぐBTCを売却しようとする投資家や、ビットコインウォレットのシードフレーズを思い出しただけの人など、多くの可能性を予想した。
Someone’s maybe figured out a exploit from an old wallet perhaps making not so random seed phrases or something. Too many waking up to be random..
— Sapsicle farms⚛ (@SapsicleF) December 21, 2021
ここ数カ月、2011年から2013年にかけて休眠状態にあったいくつかのビットコインウォレットが再稼働し、それぞれに数千万ドル相当のビットコインが保管されている。9月19日、休眠中のBitcoinウォレットの所有者は、アカウントを空にし、616BTCすべてを別のアカウントに移した。
ビットコインの初期に眠っていた古いウォレットが、中に大量のビットコインを入れた状態で再稼働している。数百ドルを出して出資を続けた初期の投資家は、BTCクジラに進化した。
また、2010年6月から活動停止していたビットコインのウォレットが1月に目覚めた。そのウォレットには500万ドル相当のBTCがあった。2021年6月には、900BTCを持つ別のビットコインクジラアカウントがアクティブになった。日には、235BTC（11,114,901ドル）を持つ別の休眠アドレスが9年ぶりに再活性化された。今月19日には225BTCを含む休眠アドレスが約8年半ぶりにアクティブになった。
