DMM.comは7月23日、同社が展開する動画配信サービス「DMM TV」において、AV1コーデックの採用を本格的に開始したと発表した。今のところ、Androidアプリ / Android TVアプリ / Fire TVアプリで利用できる。

  • DMM TVが「AV1」コーデック本格採用! まずはAndroidとFire TVのみ、アニメから随時

これまで用いてきたH.264から、AV1コーデックの採用を進めていくという内容。H.264比で同等の画質を維持した場合は40%~70%もデータ容量を削減できるとしており、混雑した回線環境下でも安定した視聴体験を実現可能。あらかじめダウンロードしてから視聴する際にもストレージの消費を低減でき、より多くのコンテンツをダウンロードできるようになるとしている。

  • リリースではテスト用の動画も公開されている

今のところ、2024年1月期以降に配信開始したアニメ作品を中心にAV1コーデックによるコンテンツ提供を実施中。なお、AV1コーデックでの視聴に対応するのはAndroidスマートフォン、Android TV、Fire TVのみで、今のところiOSデバイスやブラウザでは対応していない。発表の中で、「今後、各種Webブラウザや、iPhone、iPad、VR機器等への次世代コーデックの提供も予定しております」と述べるにとどまっている。