Linux上のオープンソースプラットフォームであるMESAは、VulkanドライバにCPUベースのレイトレーシング機能搭載について発表した。Linux関連の情報を扱うPhoronixが報じている。

  • Linux用VulkanドライバにCPUベースのレイトレーシング機能が新搭載。開発者「性能については聞かないで」

レイトレーシング機能とは、現実と同様に光線状況をシミュレートすることで従来より忠実なグラフィックを実現する技術。最新グラフィックスカードにはこの光の動きを演算するための専用コアが搭載されており、ゲームプレイに必要な高速処理に対応している。

今回、このレイトレーシング処理をGPUではなくCPUで行う機能が描画APIに追加されたという内容。CPUでレイトレーシング機能を使うことができればGPUのようにハードウェアの制限もなく、環境を選ばず利用できるようになる。

この機能を開発したKonstantin Seurer氏は『Quake RTX』でこの機能を有効化し、スクリーンショットを共有した。「Don’t ask about performance(性能については聞かないで)」とコメントされている通り、CPU負荷は34%しか得られておらず、1FPS(1秒で1フレーム)しか描画できていないようだ。