マウスコンピューターのダイレクトショップのなかでも、クリエイター向けパソコンの展開に自信があるというのが新宿ダイレクトショップだ。クリエイター系の企業オフィスや、専門分野が学べる学校が店舗周辺に多いという場所柄もあって、品揃えだけでなく接客にも力を入れている。
今回は、店内のパソコンのなかでも、特にクリエイター向けの「DAIV」ブランドの最新モデルを中心に、オススメやトレンドを伺った。というのも、秋にかけてこの季節は、クリエイター系企業の決算期だったり、学生の秋入学だったりが重なりやすく、1年のなかでもクリエイター向けパソコンのニーズが増えるのだとか。
紹介してくれた同店スタッフの中村さんは、アドビ製品の利用スキルを証明するAdobe Certified Professionalのイラストレーター資格の有資格者というだけあって、正確に製品選びをサポートしてくれる。製品選びで迷ったら、まずはスタッフに用途を伝えるのが成功の要になる。例えばLightroomを使いたいならCPUとメモリとか、動画ならさらにGPUとか、重視する部分が変わってくるので、使いたい用途が前提にあるなら「気兼ねなくお声がけください」とのこと。学生はお得意様なので、それこそ、学校で学ぶコースなどを伝えるだけでも、スムーズに伝わりそうだ。ちなみに、お店に連絡しておけば接客予約も可能というので、じっくり品定めをしたいならお願いしてみるといいだろう。
「DAIV」のパソコンでは、学生には特にモバイルタイプのノートPCが人気で、14型サイズのモデルが売れ筋になっているそう。デスクトップでがっつり作業というより、学校と家のどちらでも使うために持ち運び重視ということだろう。「DAIVのノートでしたら、豊富な(スペックの)バリエーションもから選べますし、液晶はキャリブレーション済みで安心です。14型なら重量1キロ以下の軽いモデルもある。さらにバッテリーは基本、10時間以上持ちます」(中村さん)。DAIVノートの現行モデルは外観もソリッドなので、Macの代替に選ぶお客も多いそうだ。
また最近、DAIVではないのだが、動画編集用に「G-Tune」や、デザイン用に「NEXTGEAR」などと、ゲーミングブランドのPCをクリエイティブ用途で選ぶお客も目立っているという話があった。この夏くらいからゲーミングPCの価格水準が下がって、全般的にお買い得になっているという状況が影響しているようで、「G-TuneやNEXTGEARを、ゲーミングPCではなく、コスパの良い高性能PCと見て買っていくお客様が増えています。デスクトップ型でも、G-Tuneにしかないコンパクトサイズの高性能モデルがあったりしますし、ニーズが会いそうなら視野を広げて提案したりもしています」(中村さん)という。特に性能重視のデスクトップPCでは、G-TuneやNEXTGEARの方がモデル展開が充実しているので、確かに”アリ”だろう。