マウスコンピューターのダイレクトショップのなかでも、クリエイター向けパソコンの展開に自信があるというのが新宿ダイレクトショップだ。クリエイター系の企業オフィスや、専門分野が学べる学校が店舗周辺に多いという場所柄もあって、品揃えだけでなく接客にも力を入れている。

  • 新宿マウスコンピューターで訊く! クリエイター向けに強い新宿店、秋に向け要チェックPCをピックアップ

    マウスコンピューター 新宿ダイレクトショップ
    住所:東京都新宿区西新宿1-13-1
    営業時間:11:00~19:30 年末年始を除き年中無休

今回は、店内のパソコンのなかでも、特にクリエイター向けの「DAIV」ブランドの最新モデルを中心に、オススメやトレンドを伺った。というのも、秋にかけてこの季節は、クリエイター系企業の決算期だったり、学生の秋入学だったりが重なりやすく、1年のなかでもクリエイター向けパソコンのニーズが増えるのだとか。

  • 同店スタッフで、アドビのプロフェッショナル資格も取得している中村さんに、クリエイター向けパソコンのオススメやトレンドを伺った

紹介してくれた同店スタッフの中村さんは、アドビ製品の利用スキルを証明するAdobe Certified Professionalのイラストレーター資格の有資格者というだけあって、正確に製品選びをサポートしてくれる。製品選びで迷ったら、まずはスタッフに用途を伝えるのが成功の要になる。例えばLightroomを使いたいならCPUとメモリとか、動画ならさらにGPUとか、重視する部分が変わってくるので、使いたい用途が前提にあるなら「気兼ねなくお声がけください」とのこと。学生はお得意様なので、それこそ、学校で学ぶコースなどを伝えるだけでも、スムーズに伝わりそうだ。ちなみに、お店に連絡しておけば接客予約も可能というので、じっくり品定めをしたいならお願いしてみるといいだろう。

「DAIV」のパソコンでは、学生には特にモバイルタイプのノートPCが人気で、14型サイズのモデルが売れ筋になっているそう。デスクトップでがっつり作業というより、学校と家のどちらでも使うために持ち運び重視ということだろう。「DAIVのノートでしたら、豊富な(スペックの)バリエーションもから選べますし、液晶はキャリブレーション済みで安心です。14型なら重量1キロ以下の軽いモデルもある。さらにバッテリーは基本、10時間以上持ちます」(中村さん)。DAIVノートの現行モデルは外観もソリッドなので、Macの代替に選ぶお客も多いそうだ。

  • DAIVは14型のラインナップが多い。用途にあったものを選ぼう。まずはIntel Iris Xeで価格を抑えた「DAIV 4P」

  • 「DAIV Z4」はGeForce RTX 3050とRaptor Lake CPUで高性能だが、期間限定セールで20万円を切るモデルも

  • もう少し予算を増やして「DAIV Z4」ならGeForce RTX 4060を選べる

  • Macっぽく感じるかは人によるだろうが、DAIVのノートPCはソリッドなデザインも特徴

  • ほとんどのDAIVノートPCは、バッテリー持ちが10時間以上。また、カバンに入れた時などに違いを実感する薄型ACアダプタへの切り替えも進んでいる

  • 白いPCでノートPC型なら、ちょうど「DAIV R4」が9月26日まで期間限定セール

  • がっつり作業用、もちろんデスクトップ型のDAIVも。直近ではXeon w5-2455XとNVIDIA RTX 6000搭載の230万円超クラスの新モデルまで投入され、スペックの上限はかなり高い

  • 全てノートPCで済ませたい、という欲張りさんには「DAIV N6」という選択肢も。まさにモバイルワークステーションというスペックで、Core i9-13900HXにGeForce RTX 4090 Laptopという組み合わせに、メモリも標準で64GBのDDR5-4800

また最近、DAIVではないのだが、動画編集用に「G-Tune」や、デザイン用に「NEXTGEAR」などと、ゲーミングブランドのPCをクリエイティブ用途で選ぶお客も目立っているという話があった。この夏くらいからゲーミングPCの価格水準が下がって、全般的にお買い得になっているという状況が影響しているようで、「G-TuneやNEXTGEARを、ゲーミングPCではなく、コスパの良い高性能PCと見て買っていくお客様が増えています。デスクトップ型でも、G-Tuneにしかないコンパクトサイズの高性能モデルがあったりしますし、ニーズが会いそうなら視野を広げて提案したりもしています」(中村さん)という。特に性能重視のデスクトップPCでは、G-TuneやNEXTGEARの方がモデル展開が充実しているので、確かに”アリ”だろう。

  • 動画用途で選ばれることが多いという「G-Tune DG-i7G70」。Core i7-13700Fに水冷クーラー、GeForce RTX 4700とメモリ32GBのスペックは、はゲームだけでなく動画編集にも活躍できるだろう。ついでに黒だけでなく、白いボディも選べる

  • iiyamaの液晶にもホワイト版が新発売となっていた。ゲーミング液晶でもホワイトを選べる。白いG-Tuneとあわせて、これで周辺機器含め白一色の環境に揃えることも

  • G-Tuneであれば、高性能かつ省スペースな小型デスクトップもあったりするので、DAIVにこだわらなければ選択肢を拡げることができる

  • ゲーミングPCの入門用にぴったりの「NEXTGEAR」はじめ、今はゲーミングPCのコストパフォーマンスが非常に良い。ニーズにあえば狙い目だ

  • 最後にオマケのアウトレット情報。例によって在庫限りなので売り切れ御免。クリエイター向けの「DAIV N6」はじめ、ノートPCのモデルチェンジにともなう格安な放出品が多め

  • 店頭展示品の4K液晶が若干数だが売り出し中。31.5型の大画面4Kが33,000円