世界大会「ポケモンWCS」開幕！ 「夏祭りパーク」ではピカチュウと盆踊りを楽しめる

ポケモンの世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」（ポケモンWCS）が8月11日に開幕した。会場はパシフィコ横浜。『ポケットモンスタースカーレット・バイオレット（ポケモン S・V）』『ポケモンカードゲーム』『ポケモンGO』『ポケモンユナイト』それぞれで世界一の座を決める。

日本でポケモンの世界大会が開催されるのは初。50の国と地域から1,000人ものポケモントレーナーが集結するとあって、街全体が盛り上がりを見せる。会場のある横浜・みなとみらい周辺は、どこもかしこもポケモンだらけだ。

• 日本で初めて「ポケモンWCS」が開催される

電車を降りた瞬間から感じる「ポケモンWCS」の熱

パシフィコ横浜のあるみなとみらい駅で電車を降りると、さっそくポケモンたちがお出迎え。ホームの駅名表示から床、エスカレーターの手すりの下まで、いたるところにポケモンのイラストが描かれている。海外から訪れたであろう人たちも、みな思い思いに写真撮影を楽しんでいた。

特に驚いたのは改札。ICカードをタッチして通過する際の「ピッ」という音が、ピカチュウの声になっていた。何人も通過するとあちこちの改札から「ピッカァー」とかわいらしい声が聞こえる。鳴き声にもいくつかバリエーションがあるようだ。この特別仕様の改札は、2023年8月14日までの期間限定なので、それまでに改札を通る機会がある人は、ぜひ耳を澄ましてほしい。

• 「ポケモン世界大会開催地」の記載とともに、ニャオハ、ホゲータ、ヘイラッシャ、シャリタツが描かれる。なお、裏側にはピカチュウとクワッスもいる

• ラーメンを食べるピカチュウは「ポケモンWCS」の新規書き起こしデザイン

• 床にも大きなイラストがドーンと描かれる

• あちこちにポケモンがいるので、見とれてしまい、なかなか駅から出られない

「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」（ポケモンWCS2023）開幕！　横浜みなとみらいはポケモンだらけになっています。みなとみらい駅の改札通過音がピカチュウに！ pic.twitter.com/YQkAePwXtr

— マイナビニュース「＋Digital」 (@mnpcdigital) August 11, 2023

また、パシフィコ横浜に向かう道中も、さまざまなポケモンがあらわれる。床には何枚ものポケモンカード、壁には描き下ろしイラスト、モンスターボールのオブジェに、ミライドンとコライドン。もう、ワクワクは最高潮だ。

さらに、みなとみらいエリアには、さまざまなポケモンのアートでフォトジェニックに装飾された“ポケジェニック”なスポットも用意されている。街の中に隠れたポケモンたちを探すだけでも楽しめるだろう。

• 床にはポケモンカードのイラストが

• じっくり見すぎると通行の妨げになってしまうので注意

• 床だけでなくガラスにもポケモンカード

• もはやポケモン一色と言っても過言ではない

• パシフィコ横浜の手前にはミライドンとコライドンがいた

• みなとみらいエリアを散策すれば、思わぬ場所でポケモンに出会えるかも？

• フォトスポットもあちこちに設置されている

• ペットボトル／ビン／カンを食べてくれる「はらぺこベトベター」

• 赤レンガ倉庫には巨大なピカチュウ

力強い和太鼓の演奏とともに幕を開けたポケモンWCS

パシフィコ横浜のメインホールでは、スタッフによる熱烈な歓迎が待っていた。大きな拍手やハイタッチで入場者をお出迎えしてくれる。印象的だったのは、来場者だけでなく、スタッフもかなりグローバルであること。さまざまな国のトレーナーが集まる大型イベントだから当然ではあるものの、改めて、『ポケモン』が世界中で愛されていることを実感した。

そして、いよいよ開幕のときがやってきた。カウントダウンから盛り上がる会場。数字がゼロになるとひときわ大きな歓声があがり、メインディスプレイにはオープニングの映像が流れる。続いて日本開催らしい和太鼓の演奏がスタート。力強いパフォーマンスで会場を沸かせる。

演奏が終わると、株式会社ポケモン代表取締役社長の石原恒和氏が登壇。「競技を通じて生まれる友情は『ポケモン』にとって、もっとも重要。世界大会こそ、それを実現できる最高の場所です。また、世界大会では『ポケモン』の最新情報をお届けしていますが、まずはトレーナーのみなさんにバトルに集中してもらいたいので、日曜の閉会式までお待ちください」とあいさつした。

• グローバルなスタッフたちのハイテンションな歓迎でパシフィコ横浜のメインホールに入場

• 和太鼓の演奏で「ポケモンWCS」が幕を開ける

• 株式会社ポケモン代表取締役社長の石原恒和氏によるあいさつも

パシフィコ横浜のメインホールでは、『ポケモンS・V』『ポケモンカードゲーム』『ポケモンGO』『ポケモンユナイト』の大会が同時に進行する。横長の巨大ディスプレイでも、それぞれの試合を随時放送。イスがズラリと並ぶほか、足をのばしてくつろげる人工芝の「ラウンジ」もあり、来場者は思い思いのスタイルで観戦を楽しんでいた。

• 来場者は大画面で試合を観戦

• くつろげるスペースも

• ちょっとしたフォトスポットもあちこちにあった

• 観戦の合間に記念撮影できる

• ピカチュウが描かれたタクシーも

• ホールは、メインステージのほか、『ポケモンGO』『ポケモンカード』『ビデオゲーム』『ポケモンユナイト』のゾーンに分かれており、アツいバトルが繰り広げられていた

• 「ビデオゲームゾーン」では、『ポケモン S・V』で対戦

• ホール外にはポケモンカードの「トレードエリア」が設置されており、かなり賑わっていた

また、メインホールすぐ横の「会議センター」には、当日先着順制の「ポケモンアクティビティゾーン」も用意されている。1階で日本語の「ポケモンWCS2023」各部門のパブリックビューイングを実施しているほか、3階には『ポケモンメザスタ』や『ポケモンユナイト』体験コーナー、『ポケモンカードゲーム』を遊べる「Pokémon Play Lab」などを展開。さらに、ご当地ポケモンの「ポケモンローカルActs」などのコーナーでは、タイミングがよければ、各地域の「推しポケモン」と出会えるチャンスもある。

• 「ポケモンアクティビティゾーン」には、「青森ねぶた祭り」に登場した「オーガポン＆ピカチュウ前ねぶた」の展示

• パブリックビューイング会場へ向かう途中に大きなカビゴンと遭遇。SNSをフォローするとオリジナルステッカーがもらえる

• アクティビティゾーン会場内にあるリアルポケストップを周りながらクイズに答える『ポケモン GO』クイズラリー

• パブリックビューイング会場を用意

• 手ぶらでポケモンカードゲームを体験できる「Pokémon Play Lab」。小さなお子さんが多かった

• 「ポケモンローカルActs」で、鳥取県の「推しポケモン」である「サンド」「アローラサンド」に遭遇！

• ポケモンデザインのマンホール「ポケふた」情報も。なお、今回の「ポケモンWCS」開催を記念して、横浜には新たに4つのポケふたが設置され、計5つになった

• ほかの人からカードを引いたらポケモンの鳴き声をマネする「ポケモンババ抜き」の体験コーナー