伊IK Multomediaは、ライブ配信向けのオーディオインタフェース「iRig Stream Solo」と「iRig Stream Pro」を発表した。市場想定価格はiRig Stream Soloが7,000円前後、iRig Stream Proは26,800円前後。
両製品はライブ配信に適したオーディオインタフェースである。iRig Stream SoloはiOS/Android機器、iRig Stream ProはiOS/Android機器に加え、Mac/PCに対応する。ともに各種配信アプリ/プラットフォームの利用が可能となっている。
iRig Stream Soloは、ステレオRCA入力と4極TRRSヘッドセット端子を装備。同一デバイス内で音楽再生アプリなどの信号を配信アプリに戻す、Loopback機能にも対応している。3.5mmモノラルTHRU出力も備えているので、カメラ、ミキサーなどの他のデバイスに音声を送ることもできる。給電は単三電池2本で行え、約50時間(アルカリ電池使用時)の使用が可能だ。
iRig Stream Proは、24bit/96kHzに対応。XLR/標準コンボ入力端子(ファンタム電源付)、ステレオRCA入力、4極TRRSヘッドセット端子を装備。こちらもLoopback機能に対応する。ステレオモードとマルチチャンネルモードの切り替えが可能で、マルチチャンネルモードでは、Appleの「GarageBand」などマルチチャンネル入力に対応したDAWアプリでトラックを分けて録音するといった使い方ができる。給電は、こちらも単三電池2本で行え、約20時間(アルカリ電池、3.1 mAのファンタム電源使用時)使えるほか、別売の電源アダプタ(iRig PSU 3A)にも対応。iOSデバイスなら、配信中の充電も可能だ。
サイズ/質量はiRig Stream SoloがW45xH34xD105mm/74g(バッテリー除く)、iRig Stream ProがW123xH40xD67mm/146g。本体以外の同梱物は、iRig Stream Soloは単三電池2本、iRig Stream ProがLightning – DINコネクターケーブル、USB C-Type- DINコネクターケーブル、USB A-Type- DINコネクターケーブル、単三電池2本、面ファスナーとなっている。
なお、使用に際し、iRig Stream Soloでは、CTIA/AHJ準拠TRRS配列の3.5mm/4極のヘッドセット端子が必要(iPhone 7以降のiPhoneではApple「Lightning – 3.5 mmヘッドホンジャックアダプタ」、2018年モデル以降のiPad ProではApple「USB-C – 3.5 mmヘッドホンジャックアダプタ」が必要となる)。また、iRig Stream Proの対応Android端末はUSB Audio Class対応機種のみとなる。