ストリップクラブ「クレイジーホース3」は、ラスベガスの大手エンターテインメント施設としては初めて、ライトニングネットワークを使ってビットコイン決済を受け入れると発表した。
同クラブは、ビットコインのレイヤー2スケーリングソリューションを実装して、客の即時決済を可能にする。ビットコインの決済処理業者であるOpenNodeを統合させ、まずは客が施設のウェブサイトでビットコインを使って安全にVIPボトルパッケージを購入できるようにする。
発表によると、ビットコイン決済導入計画には、入店料、食事の選択、クラフトカクテル、そしてクラブの象徴ともいえる、エンターテイナーへのチップに使う「ダンスドル」の購入に、デジタル資産を受け入れるといったことが含まれる。別の言い方をすれば、ラップダンスのライトニングだ。
クレイジーホース3の広報担当者であるリンジー・フェルドマン氏は、便利さとともに、より高いレベルの匿名性を顧客へ提供する方法として、ビットコインを扱う機会を受け入れることにしたと話す。そして、こうも付け加えた。
「OpenNodeと提携することにより、シームレスで安全、革新的な支払方法を提供して、テクノロジーに精通した顧客のニーズに応えることが可能になります」
OpenNodeは、ライトニングネットワークを利用したビットコイン決済プラットフォーム。126カ国で利用され、8000人以上のユーザーがいる。このプラットフォームにより、施設は第三者の決済処理業者や関連手数料なしに直接ビットコインの支払いを受け取ることが可能となる。
アダルト業界はここ何年かの間に、選択肢の一つとしてだけでなく、必要性を感じて仮想通貨を受け入れてきた。一般的な決済処理業者が、こうしたビジネスを「ハイリスク」として禁止したり、高額の手数料を請求してきたためだ。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン