女優の橋本愛とジェニーハイのボーカル・中嶋イッキュウが出演するポッドキャスト番組『橋本愛と中嶋イッキュウの場合は』が、KDDIのサブスクリプションサービス・Pontaパスの会員限定で、7日10時から公開される。
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橋本愛
「自意識に振り回されて生きてる人たち」の物語
映画『早乙女カナコの場合は』が14日に公開されることを記念して企画された同番組。男勝りで過剰な自意識ゆえに素直に甘えることができず、本当は誰よりも純粋で不器用な主人公・早乙女カナコ(橋本)と演劇サークルの先輩・長津田(中川大志)の10年にわたる恋愛模様を中心に、彼女たちと周囲の人々が右往左往しながらも各々が自分を見つめ直していく姿を描く。同作の主演を橋本が務め、主題歌を中嶋イッキュウが担当した。
番組の中で、橋本は主人公のカナコについて、「衣装にも表れているんですけど、自分の見てくれというか、ファッションとかにも全く興味がなくて、ヘアメイクも一切せずにもうすっぴんで髪もひっつめて大学に通ってるような、何かそういうふうに着飾っていない、すごくシンプルなたたずまいをしている人っていうのが第1に大事にしているポイントとしてあって」と説明。
「それは本人もその実用性重視というか、そういう着心地重視というか動きやすさ重視みたいな、なんかそういうスタンスなんだけど、実はそういう飾りっけのない私っていう自意識も実はそこに絡んでいるっていうキャラクター」とした上で、「この映画ってカナコだけではなくて、みんな自分がどう見られたいかっていうような自意識に割と振り回されて生きてる人たちの物語なんですよね。だから、私自身も特に多感だった時期の自分を重ね合わせて、すごい“いたい気持ち”になったりとかしながら演じたり見たりしてました」と胸の内を明かした。
一方の中嶋は、主題歌「Our last step」の歌詞がカナコに寄り添っているという感想を受けて、「もう完全に主人公のカナコになりきってっていうよりは、やっぱりカナコっていうものが自分とは別に存在してて、カナコがどう思ってるか、自分なりに考えてっていう感じで。自分から見たカナコがどう思ってるか。だからきっと同じこの映画の主題歌を作ってくださいっていう人が何人かいたら全然違うところを切り取ってたと思います。自分なりのカナコを書かせていただきました」と制作秘話を語った。
【編集部MEMO】
2月25日に都内で行われた完成披露試写会では金髪姿で登場し、客席からの「似合ってるよ~!」「かわいい!」といった声に笑顔でこたえていた橋本。10年前と今で変わったことについては、「同じ部分が見つからないくらい変わったところしかない。私は大変身しました」「アウトドアになったこと。夏は海、冬は雪山、春は桜……外に出て自然で遊ぶということをやり始めたのが、この5、6年。それまでは本を読んでマンガ読んで、映画を観てという閉鎖したものを楽しんでいたんですけど、今は割とアクティブ。多趣味になりました」と話していた。