NVIDIAがCOMPUTEX 2024に先駆けて実施した基調講演の中で、次期データセンター向けアーキテクチャ「Rubin」と、次期データセンター向けCPU製品「Vera」について言及される一幕があった。
NVIDIAはデータセンター向けアーキテクチャとして「Blackwell」を、組み合わせるCPUとして「Grace」を現行最新世代シリーズとして展開中。Blackwellは今年3月に開催されたNVIDIA GTC 2024で発表されたばかりで、次期製品への言及としては異例の早さになった。あわせてBlackwell Ultraというより大規模な構成も発表されている。
ちなみにVera Rubinは1928年にアメリカで生まれた天文学者で、銀河の回転速度を観測することで暗黒物質の存在を間接的に指摘した人物。NVIDIAはCPUとGPUを1枚のボードに混載した製品をそのまま並べて命名するため、Vera CPUとRubin GPUを組み合わせたVera Rubinが投入されるかもしれない。
それぞれの製品について詳細な仕様については明かされていないが、Rubin GPUに「8S HBM4」と記載されている点が目新しい。8 stacksのHBM4メモリを組み合わせているようだ。