フィルム時代からの根強いファンが多いニコンですが、CP+2024のニコンブースはイマドキの若い人のハートをがっちりつかむ展示内容としていたのが目を引きました。
ニコンブースは、1/3ほどを若い写真ファンや動画クリエイターに向けたおしゃれな「NIKON CREATIVE TOWN」に仕立て、メインの体験ブースとはまったく異なる装いに。NIKON CREATIVE TOWNでは、デザインで若年層に人気のミラーレスカメラ「Z f」や「Z fc」を貸し出し、おしゃれなカフェを再現したブースでスイーツや人物などの撮影を体験できるようにしていました。ブースには男性モデルもスタンバイしていたのが印象的でした。
Z fは、各種ダイヤルの塗装を省いた真鍮モデルやアルミモデルを参考展示し、実際にダイヤルを触って感触の違いを試せるようにしていたのも興味深い展示でした。こちらはくまで参考展示とのことで、実際に交換できるわけではありません。Z fは、張り革のカラーカスタマイズサービスを実施して人気を集めているので、今後ダイヤルの交換サービスも実施すれば大いに話題になりそうだと感じました。
NIKON CREATIVE TOWNで興味深かったのが、年明けまで作品を募集していた縦長動画コンテスト「Vertical Movie Award 2024」にノミネートされた作品を流していたコーナー。大型ディスプレイを縦長にして流す動画は、なかなかインパクトがありました。こちらはCP+終了後の2月26日に受賞作品が発表されました。