アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也が主演を務める、映画『怪物の木こり』(12月1日公開)のスペシャルインタビュー動画とメイキングスチールが7日、公開された。

  • 左から亀梨和也、三池崇史監督

    左から亀梨和也、三池崇史監督

今回公開されたのは、亀梨と三池崇史監督が撮影を振り返る特別対談とメイキング映像を交えたスペシャルインタビュー動画。現場では「自分の感性の赴くままに自由に演じてほしい」とだけ伝えたという三池監督だが、その理由を「(亀梨さんは)僕の印象としては独特の孤独感を持っている人。僕にとっては二宮という役のイメージは亀梨さん本人そのものなので、出来るだけ自然に、心が揺れないで人を殺していく。それだけでいいのかなと。(二宮役に)ぴったり」と語っている。

撮影現場での亀梨自身についても「すごく普通の人間の感覚も当然持っていて、なおかつ周りのスタッフに対して“この映画を一緒に作っているんだ”ということを、ポーズではなく自然に感じているんだろうな(という人)。初めて仕事をしたんだけど、昔から知っている仲間と仕事をしている感じがしました」と座長としての在り方を絶賛した。

一方の亀梨は、俳優の自主性を重んじた三池の撮影スタイルや完成した作品に全く違和感のようなものが無く受け入れられたといい、「ふわっと魔法にかけてもらえたような時間でした」と振り返る。さらに「監督がスタートの段階で、大きく、チーム全体としてこの作品を包んでくださっていたので、すごくスムーズに飛び込むことができました」と、現場の雰囲気の良さが垣間見えるコメントで、サイコパス役の誕生秘話を明かしている。解禁された特別動画ではその他、車が山道を転がっていくド派手なアクションシーンのメイキングを興奮気味に振り返る様子も収められた。

  • 亀梨和也、三池崇史監督

【編集部MEMO】
映画『怪物の木こり』(12月1日公開)は倉井眉介氏による同名小説の実写化作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンスとなる。

(C)2023「怪物の木こり」製作委員会