BTC/USDT
ビットコインは、20日指数移動平均線（35,252ドル）で再び抵抗を受けているが、強気派が諦めていないことが好材料となっている。相対力指数のポジティブ・ダイバージェンスは、弱気派が勢いを失っている可能性を示唆している。
強気派が価格を20日EMAの上に推し進める場合、BTC/USDTペアは50日単純移動平均（38,603ドル）まで上昇する。このレベルはレジスタンスとして機能するが、強気派が価格をさらに上に押し上げることができれば、42,451.67ドルまで上昇するだろう。
弱気派は42,451.67ドルのレベルを積極的に守ると思われる。このレジスタンスラインから価格が下落に転じると、20日EMAまで下落する。サポートから強く反発すると、センチメントがポジティブになったことを示唆し、42,451.67ドルを上抜ける可能性が高まる。
逆に、現在のレベルから下降に転じた場合、弱気派は31,000ドルから28,000ドルのサポートゾーンまで価格を引っ張る。このゾーンをブレイクすると、売りが強まり、2万ドルへ下落するかもしれない。
ETH/USDT
イーサ（ETH）は、6月26日に1,728.74ドルのサポートに再び跳ね返され、そのレベルでの蓄積を示した。今後、強気派は20日EMA（2,178ドル）の上に価格を押し上げようとするだろう。もし彼らがそれに成功すれば、ダウントレンドラインまで上昇する可能性がある。
しかし、下降している移動平均線とマイナス領域にあるRSIは、市場は弱気派が有利であることを示唆しているため、これは容易ではないだろう。20日EMAを上抜けて維持できなければ、再び売りを呼び込む可能性がある。
1,728.74ドルを下回ると、直近の下落局面で購入していたトレーダーが退場する可能性があるため、売りが勢いを増す可能性がある。ETH/USDTペアはその後、1,536.92ドルに達する下降トレンドを開始するかもしれない。
XRP/USDT
弱気派は、XRPが20日EMA（0.74ドル）に到達するのを待ってからショートすることを望んでいないようだ。これは、センチメントが弱気であることを示唆しており、トレーダーは現在のレベルからさらに下降することを予想している。
もし、弱気派が価格を心理的サポートである0.50ドル以下に沈めた場合、売りが強まり、XRP/USDTペアは下降チャネルのサポートラインまで下落する。このレベルはサポートとして機能し、反発の程度によって調整が終わったかどうかが明確になる。
この仮定に反して、強気派が価格を0.75ドルのレジスタンスの上に押し上げれば、下のレベルでの強い買いを示唆する。その後、同ペアは50日SMA（0.96ドル）まで上昇し、さらに1.07ドルまで上昇する可能性がある。
BCH/USDT
強気派は、ビットコインキャッシュ（BCH）を538.11ドルのブレイクダウンレベルまで押し上げようとしている。20日EMA（543ドル）がすぐ上にあるため、これは注意すべき重要なレジスタンスだ。したがって、弱気派はこのレジスタンスを積極的に守ろうとするだろう。
下降している移動平均線と43を下回るRSIは、弱気派が優勢であることを示している。もし価格が直上のレジスタンスから下降に転じると、弱気派は再び370ドルまで引っ張ろうとするだろう。
これは重要なサポートであり、価格がここから反発した場合、数日間370ドルと538.11ドルの間で固まる可能性がある。逆に370ドルを割り込むと、次のサポートである300ドルへの下落が始まるだろう。
LTC/USDT
ライトコイン（LTC）は、6月26日に118ドルのサポートから反発したが、その反発は強さを欠いている。このことは、現在のレベルでは強気派による積極的な買いがないことを示唆している。
移動平均線は下に傾斜しており、RSIはマイナスゾーンにあることは、弱気派が優勢であることを示す。もし価格が20日EMA（148ドル）から下降に転じると、弱気派は価格を118ドルから104.92ドルのサポートゾーンの下に引き込もうとするだろう。
これが成功すると、LTC/USDTペアはディセンディング・トライアングルパターンを完成させ、70ドルまで下落する可能性がある。この仮定に反して、強気派が価格をダウントレンドラインの上に押し上げることができれば、弱気のセットアップは無効になる。そうなると、50日SMA（192ドル）まで、さらには166.45ドルまでの上昇が始まるだろう。
ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています。
