仮想通貨・テクノロジー投資会社アーク・インベストのキャシー・ウッドCEOは、インフレの低下とFRBの政策転換により、仮想通貨は今年大転換を遂げると確信している。
アーク・インベストのウッドCEOは、1月23日のビデオブログで、まずマクロ経済の見通しについてコメントした。同氏は、インフレ率の低下を示唆するあらゆるシグナルがあり、それは「FRBがすぐに政策転換すべきことを示唆している」と述べた。
マクロ経済の見通しが改善され、金融引き締めが緩めば、仮想通貨のようなリスクオン資産にとって有益なものとなるだろう。
さらに、インフレ率はFRBの目標水準である2%まで下がると考えていると付け加えた。しかし、マネーサプライが減少しているため、インフレ率はこのレベルを下回り、マイナスになる可能性さえあるとウッドは予測した。
市場は連邦準備制度理事会(FRB)からのシグナルを待っていると彼女は言い、「我々はそれが2023年の前半に来ると考えている」と付け加えた。彼女は、金利が予想を下回ろうとしている場合、アーク・インベストのポートフォリオは非常にうまくいくはずだと言った。
アークは、仮想通貨ファンド、ブロックチェーンベンチャー投資、ディスラプトなイノベーションファンド、6つのアクティブテクノロジーとフィンテックに基づく上場投資信託(ETF)を保有している。
一方、アークのチーフ・フューチャリストであるブレット・ウィントン氏は、人工知能(AI)について語り、2023年には進歩が加速すると指摘した。また、仮想通貨は今年、大きな転換期を迎えると予測した。
「今波乱の時代を迎えているパブリックブロックチェーン、仮想通貨、暗号資産は、豊かな時代における希少性でさらに差別化が進むだろう」