俳優の神木隆之介と柴咲コウがW主演を務める映画『ホリック xxxHOLiC』(4月29日公開)のメイキング映像が3日、公開された。
同作はCLAMPによる同名コミックの映画化作。人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視えてしまう孤独な高校生・四月一日(神木)は、ある日一羽の蝶に導かれ、不思議な【ミセ】にたどり着く。妖しく美しい【ミセ】の女主人・侑子(柴咲)のもとで暮らし【ミセ】を手伝うようになった四月一日は、同級生の百目鬼やひまわりとも仲を深めていき、悩みを抱えた人々と出会ううち、想像を超える大事件に巻き込まれていく。
「四月一日の神木です、お願いします」というお茶目な挨拶から始まる映像は、神木がワイヤーに吊られながらおどけたり、四月一日の同級生・百目鬼役の松村北斗とカードゲームを楽しんだりと、インタビューで「楽しいですね。監督の世界の中にいれるのが凄く幸せです」と語る通り、明るく伸び伸びとした雰囲気を見せる。
また侑子を演じた柴咲コウは「こんな量の藤の数見たことない」とミセのセットを前に驚きを隠せない様子。真剣な表情で弓を射るシーンや四月一日をお姫様抱っこするシーンを演じた松村は「体力は持っていかれますね。そのあと神木くんと2人で焼肉をたらふく食べました」と撮影中の仲良しエピソードを明かす。同級生・ひまわりを演じた玉城ティナも「こんなにカメラが回っていないところで笑っている現場って少なかったな」と語った。
一方で激しいアクションにチャレンジすることとなった女郎蜘蛛役の吉岡里帆とアカグモ役の磯村勇斗。吉岡は自身の演じたキャラクターについて「ド悪女ですよね。めっちゃ頑張んないとなって思っていました」とセクシーに見える所作や、敵役として存在感を持って四月一日・侑子に対峙するためにアクションにも力を入れた事を明かしている。また磯村もワイヤーを使った激しいアクションにチャレンジしており「ワイヤー吊りとか体を使うところもあって燃えましたね」と撮影現場での挑戦を振り返る。
映像後半にはSEKAI NO OWARIの主題歌「Habit」が流れる中、真剣な表情でワイヤーアクションや弓神事に取り組む神木と松村の姿、ワイヤーに吊られ宙から降りてくる柴咲の妖艶で真剣な姿と、対照的にキャストたちが撮影の合間におどけてはしゃぐ微笑ましい姿が次々と映し出される。最後には神木、柴咲、松村、玉城、蜷川監督が並んで「カット!」とカチンコを鳴らし、和やかムードの中でのクランクアップを迎えた。
(C)2022映画「ホリック」製作委員会 (C)CLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社