ベセスダ・ソフトワークスは2月22日(現地時間)、独自のゲームランチャー「Bethesda Launcher」を4月末に終了すると発表しました。購入済みのゲームやウォレット残高などはSteamアカウントに移行可能になるとしています。
Bethesda Launcherは、ベセスダのストア機能も兼ねたPC向けの専用ランチャー。以前はBethesda Launcher経由でしかプレイできないゲームもありましたが、最近は人気作FalloutシリーズやRage 2、Doom Eternalを含め、Steamからも購入可能となっていました。
4月上旬からSteamへの移行が開始され、ゲームライブラリやウォレットを含め、Bethesda.netアカウントで所有しているものはすべてSteamへ移行可能とのこと。ゲームのセーブデータも移行されますが、一部は手動でのコピーが必要になるとしています。また、現時点では「Wolfenstein: Youngblood」のみセーブデータの移行ができないとのことです。なお、Steamへの移行後もBethesda.netアカウントはベセスダのゲームやサービスで必要になります。
Bethesda Launcherは4月末まで利用可能ですが、5月以降はゲームをプレイしたり、ゲームにアクセスすることはできなくなります。
ベセスダは親会社のZeniMax Media買収に伴い、2021年に正式にMicrosoft傘下となっています。ベセスダのゲームの多くは、Xboxアプリからも購入でき、Game Passの対象にもなっています。これらのことが自社ランチャー終了に影響しているかは定かではありませんが、Steamへの移行は使わなければいけないランチャーが1つ減るため、多くのPCゲーマーからは歓迎されそうです。
Source: Bethesda