グーグルの親会社であるアルファベット社CEOであるサンダー・ピチャイ氏は2日、ExpovistaTVのインタビューでブロックチェーン技術を主力製品およびサービスに統合することを検討していると明らかにした。

同社がWeb3をどのように見ているかという質問に対して、ピチャイ氏は拡張現実(AR)を挙げ、ブロックチェーン技術がYouTubeやグーグルマップなどにどのように利用される可能性があるかを探っていると述べた。

「革新があるときはいつでも、私はそれが刺激的だと思うし、我々はできる限りサポートしたい(中略)ウェブは常に進化を続けている。グーグルとして、我々はオープンソース技術から多大な恩恵を受けている、だから我々はそこに貢献しようと思っている」

ピチャイ氏はまた、アマゾン・ウェブ・サービスやマイクロソフトなどと競合する新しい企業領域であるGoogleのクラウドチームが、ブロックチェーンベースのプラットフォームを通じて顧客の要求を満たす方法を模索していることにも言及した。

注目すべきは、これらはアルファベットが新しい分散型ウェブに関して行った最初のアイデアに過ぎないことだ。シリコンバレーの著名なIT企業などは、グーグルよりもはるかに積極的にWeb3を採用している。

ブロックやツイッター、マイクロソフト、メタは、Web3や仮想通貨を利用したサービスに関する計画を発表している。コインテレグラフが報じたように、ポリゴン(MATIC)はレディットの共同創業者と組み、2億ドルのWeb3ゲームプロジェクトを立ち上げた。しかし、グーグルはこれまで傍観者的な立場を貫いてきた。

ピチャイ氏はインタビューでグーグルの仮想通貨への取り組みについて言及しなかった。