1月7日より全国公開される映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の前夜祭スペシャルイベントが6日、東京・六本木ヒルズで行われ、榎木淳弥、中村獅童、小野賢章、宮野真守、北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督が登場した。
全世界待望のトム・ホランド主演『スパイダーマン』シリーズ最新作で最終章となる『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。全米では公開週末3日間で興行収入2億6,013万ドル(約297億円)という驚異的な記録でNo.1となり、全米のオープニング興行成績として歴代2位に。さらには全世界オープニング累計興行収入は早くも6億93万ドル(約685億円)を突破し、全世界オープニング興行成績でも歴代3位という映画史に残る大ヒットスタートを記録している。
日本での公開を前日に控えたこの日は、東京23区内に大雪警報が発表された中、”前夜祭”と称したレッドカーペットイベントが実施。日本語吹替版で主人公ピーター・パーカー/スパイダーマン役の榎木淳弥は冒頭から「寒いですね。とにかく寒いんですけど皆さんが温まるトークをしたいです」と寒さを吹き飛ばそうと意気込み、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年)に登場して今回はユニバースを超えてスパイダーマンと再び戦うことになる敵・エレクトロの声優を7年ぶりに務めた中村獅童も「もう本当に寒いです。しかしながら映画は熱くて楽しい作品になっていると思いますよ」とアピールした。
続いて小野賢章と宮野真守があいさつをした後に、スペシャルゲストの新庄剛志監督がスパイダーマンのスーツとサングラスを掛けて登場し、「僕は小さい頃から仮面ライダーとキングコング、スパイダーマンに憧れていました。今日この衣装を着れて本当に幸せです。夢が叶えられました。このサングラスも1カ月前から作って、3回やり直しましたから。採寸も2回して完璧に1cmも間違わすセッティングしてもらいました」と上機嫌。すると横にいた中村が「新庄監督がこれだったら俺も着てくれば良かった。誰かが家に誕生日パーティーに来た時に誰かが持って帰っちゃった。本当に羨ましいわ。負けた」と羨望の眼差しを向けていた。
すでに本作を鑑賞したという榎木は「これはもう正直最高傑作なんじゃないかと。もうこれ以上のものは出来ないんじゃないかというぐらい素晴らしい出来でした」と絶賛すれば、新庄監督も「プロ野球でいうオールスターが集まったぐらい素晴らしい映画です。スパイダーマンが蜘蛛の糸を出した時に僕がメジャーの時に住んでいた家が写りました。興奮しましたよ」とまさかの出来事も。また、大好きだという『スパイダーマン』の魅力について新庄監督は「ちょっとだらしなさそうな感じなんだけどヒーローになるというところが僕は小さい頃から大好きでしたね」と話すと、中村が「もう終わりにしませんか? 監督の格好が一番寒いらしい。野球に支障が出る」と心配する場面も。中村のコメントに思わず苦笑いを浮かべた新庄監督も「もうすぐ新人の練習を見に行かなければいけないんですよ。風邪引いちゃう(笑)」と本音を漏らしてイベントを終えた。映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、1月7日より全国公開。